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Euro-Rock Press Vol.001

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アルバム・レビュー

Nexus / Argent
Nexus・・知名度の割りにプログレ・ファンからもうひとつ正当的な評価が得られていないバンドだ。・・初期のアルバムのポップス性から来るイメージのためなのだろうが、このアルバムを聴けば評価は一変するだろう。・・メインストリーム・プログレとして再評価されるべきバンドでありアルバムだ。・・ 高見博史 より引用 p13

Act One / Beggars Opera
Act One・・より完成度の高いセカンドとサードも大傑作だと思うが、ハチャメチャ・アレンジのクラシック名曲が次々と登場するファーストも実に楽しい。・・ 高見博史 より引用 p12

Atom Shop / Bill Nelson
Atom Shop・・デヴィッド・シルヴィアンのアルバムで共演し、ハロルド・バッドのアルバム以降、フィリッパナイズされたギターも弾いていたビルがフィリップの元にやってきたことは運命の糸を感じるが、サウンドそのものはいかにもビルらしいポップでカラフルなものとなっている。・・ 宮坂聖一 より引用 p11

Black Widow IV / Black Widow
Black Widow IV・・フルート、アコースティック・ギター、オルガン等を効果的に用いたメロディアスな演奏は、やや影があり、叙情的である。ハード・ロックとプログレッシヴ・ロックの要素が絡み合った音作りはこの時代のイギリスならではのもの。4作品の中で最もプログレッシヴ色が濃い。・・ 賀川雅彦 より引用 p16

The Mask / Chris Karrer
The Mask・・「Dervish Kiss」、「Sufisticated」を中心とした、中近東ロックの未発表ライヴ’96。エンブリオのC・ブーヒャルト、グル・グルのマニというツイン・ドラム態勢での躍動的な演奏。これで悪い筈がない。・・ Chihiro S より引用 p8

October / Claire Hamill
October・・前作よりも多少ポップ色が強まりバラエティに富んだ内容となっている分だけ、より広いリスナー層にアピールすると思う。・・オリジナル・ルネッサンスに通じる部分もある。・・ 宮坂聖一 より引用 p14

One House Left Standing / Claire Hamill
One House Left Standing・・クレア・ハミル、17歳の時のデビュー・アルバムである。・・持てる限りのテクニックを駆使し、女性としての色気も表現しようとしている様子がほほえましく、好感が持てる。完成度こそ高くないが、並みの新人にはない光るものがあり、若者ならではの初々しさと相まって聴く者を魅了する。・・ 賀川雅彦 より引用 p14

A=MH2 / Clark-Hutchinson
A=MH2・・メンバーはアンディー・クラークとミック・ハッティンソンの2人。共にマルチ・プレーヤーであるが、サウンドの要となるのはミックのギターだ。・・あちらのライナー・ノーツによると「2人による全英エレクトリック・シンフォニー・オーケストラ」ということだが、シンフォという程サウンドが厚いわけではない。マイク・オールドフィールドに近い面もあるが、あれ程美しくはない。・・ 高見博史 より引用 p13

Valentyne Suite / Colosseum
Valentyne Suite・・重厚かつ格調の高いサウンドで構成されており、正しく「伝統的な」という形容詞が相応しい。特にLPではB面全てを占めていた"ヴァレンタイン組曲"は、他のプログレ・バンドの残したどの大作と比べても引けを取らない見事な完成度だ。・・ 高見博史 より引用 p12

First Utterance / Comus
First Utterance・・誰がつけたか「狂気のアコースティック・グループ」というニック・ネームどおり、基本的にはアコギとヴァイオリン、フルート、コンガ等によるシンプルなサウンド構成なのだが、いつの間にか美と狂気の狭間を漂ってしまうことになるのだ。・・ 高見博史 より引用 p16

Contraband / Contraband
Contraband・・女性シンガー、メイ・マッケンナをフィーチャーしたコントラバンドの唯一のアルバム。フェアポート・コンヴェンションの影響下にあるエレクトリック・トラッドで、トラッドの要素とロックの要素がうまく融け合い、完成度の高い作品に仕上がっている。・・ 賀川雅彦 より引用 p13

David And Goliath / David Ragsdale
David And Goliath・・ヴァイオリンとギターを操り、再々結成カンサスに嘗ての輝きと若々しさの両方をもたらしたD・ラグスデイルのソロ・アルバム。・・全編インストながら、時にクラシカルに時にジャズ・ロック的に天翔る彼のヴァイオリンが堪能できる。・・ 高山直之 より引用 p20

Equilibrismo Da Insofferenza / Deus Ex Machina
Equilibrismo Da Insofferenza・・アルバムを重ねるごとに後期アレア色を強くし、本最新作では英国カンタベリー・ジャズ・ロック+デメトリオ・ストラトスといった趣きに到達した。・・ 三輪岳志 より引用 p20

HMS Donovan / Donovan
HMS Donovan・・ドノヴァンのナイーヴな御伽世界は、いつでもとても心地よい。ぼくにとっては、一種のアルファ波ミュージックでもある。「H.M.S」は、架空のサウンド・トラックだ。Playボタンを押したとたんに摩訶不思議なドノヴァン・ワールドが眼前に展開するのである。それはまた彼自身のネヴァー・エンデイング・ストーリーでもある。人生の宝となりうる音楽だと思う。・・ 高見博史 より引用 p4

Mercator Projected / East Of Eden
Mercator Projected・・オリエンタルなムードいっぱいのとっても怪しげなサウンド・スタイルは、彼ら独自のもの。少々アブなげなヴァイオリン、妙にリリカルなフルート、そしてけだるいサックスがこの超個性的な音世界に投影している。・・ 高見博史 より引用 p12

Trem Caipira / Egberto Gismonti
Trem Caipira・・85年録音の作品、オーケストラとの共演、やたらと多いキーボードのクレジット。と、どうにもいろいろある彼の芸風の中でもロック色はあまり強くなく、一部参加のリズム・セクションも打ち込みなのでは?と思ってしまう程度なのだが、鍵盤/弦/管が幾重にも重なり合いながら攻めぎ合う様は壮大。・・プログレッシヴ・ロックという視点から見るとやや芯を外したところもあるのだが、本作を「名作」と呼んではばからぬ人は少なくない。実際素晴らしい。・・ I.T.O より引用 p7

Circense / Egberto Gismonti
Circense・・南米を代表する2大超絶変人天才アーティスト、E.Gismonti(因みにもう一方は一部で話題沸騰のHermeto Pascoal)の'80年の作品。・・本作の特徴はサーカスがテーマになっていること。特に冒頭1曲目、サムラばりの楽しげなメロディを超絶アンサンブルで高速に駆け抜けていく様は圧巻、出来れば大音量で再生して踊りまくりたい。・・ I.T.O より引用 p7

The Umbersun / Elend
The Umbersun・・残念ながら美形女性ソプラノのEveは脱退し、ソロがNathalie1人になったほか、新メンバーの男性が参加している。・・遂に混声合唱団まで導入し、シンフォニックかつドラマティックな内容は正に最高傑作の名に恥じない。・・ 宮坂聖一 より引用 p6

Fresh Maggots / Fresh Maggots
Fresh Maggots・・昔からフォークの隠れた名盤として有名。ジャケットがKeefだということも大きなポイント。このアルバムを聴いた誰もが共通して持つ思いは、あのファズ・ギターがなければ・・・ということだろう・・ 高見博史 より引用 p15

Skeleton In Armour / Fusion Orchestra
Skeleton In Armour・・ハーヴェストというとプログレ系のアーティストがズラリと並んでいるが、このフュージョン・オーケストラは、女性ヴォーカルをフィーチャーしたハード・ロック・バンドだ。しかし、ハード・ロックといってもそこはそれ、バンド名どおり、様々な音楽要素がミックスされている。・・ 高見博史 より引用 p17

Meridian / Gerard
Meridian・・本作は、1983年からのオリジナル・ジェラルド時代のナンバーをリメイクしたもの。ヴォーカル(ロビン・スーシーと、何とアウター・リミッツの上野知己!)をゲスト扱いとしたキーボード・トリオになったジェラルドだが、やっぱり永川君の水を得た魚のようなプレイがいい。・・ 難波弘之 より引用 p8

It Is And It Isn`t / Gordon Haskell
It Is And It Isn`t・・とにかく曲が良い。アレンジがまた良い。実に味のある名曲がズラっと並んでいて聴き飽きさせない。・・ 高見博史 より引用 p16

Sail In My Boat / Gordon Haskell
Sail In My Boat・・セカンドと比べると、初めて聴くヒトはややコケてしまうかも。今も変わらぬ味わい深いヴォーカル・スタイルと、メロディアスなナンバーが並んでいるのは良いとして、バックは全編60年代の独特のドリーミーなオオケストラ。・・ 高見博史 より引用 p16

Jardin Au Fou / Hans-Joachim Roedelius
Jardin Au Fou・・夜の遊園地。失くしたオモチャ箱。メランコリックで切ない旋律。アンビエントでありながら、やけに情景を想起させる作品である。・・ Chihiro S より引用 p8

Welcome To Riverhouse / Holy River Family Band
Welcome To Riverhouse・・近年のトリップ・バンドの中で、やけにリアリティを感じさせるSPACIOUS MINDのファミリー・バンド。・・どちらもE-bowの使用により、アナログ感が高まっていた。ウード、サズ、ナイといった中近東系民族楽器も使用。ダウナーな雰囲気が心地よい。・・ Chihiro S より引用 p8

Mirrorgames / Hostsonaten
Mirrorgames・・ジェノバのシンフォニック・バンド、フィニステッレがフィニステッレ・プロジェクトと改名。さらに自らの作品名をバンド名に変更したのがこのバンドである。・・24分を超えるドラマチックな①、メロトロンと管楽器が胸をこがす②③など、有無をいわせぬ叙情美が聴く者の心をとらえる。・・ 三輪岳志 より引用 p20

1984 (Hugh Hopper) / Hugh Hopper
1984 (Hugh Hopper)・・ヒュー・ホッパーの持つ、音、音色への執着の強さが、彼独自の音楽性に強く影響を与えているのは想像に難くない。そうした面はこの1stソロにおいて最も強く出ている。・・ 中西暢久 より引用 p14

No Alternative / Jonesy
No Alternative・・このファーストでは、まだアラン・ボウンが参加していない分、全体的にひと味足りないような気もするが、ジョン・ジョーンズ色は濃い。他の2枚と比べると曲の魅力に少々欠けるようだが、デビュー作としては十分なレヴェルに達している。・・ 高見博史 より引用 p16

Always Never The Same / Kansas
Always Never The Same・・ロンドン・シンフォニー・オーケストラとのジョイントで自身の名曲をリメイクしたアルバムで、本作からオリジナル・ヴァイオリニストのロビー・スタインハートが復帰している。彼らの音楽には土の匂いもするが、全体はプログレッシヴ・ロックであり、華麗なアレンジはクラシックに通じていた。その事実を改めて痛感させる原点回帰の発想で貫かれたアルバムである。・・ 伊藤正則 より引用 p5

Bored Civilians / Keith Cross And Peter Ross
Bored Civilians・・T2のギタリストだったキースとブラック・キャット・ボーンズなどに在籍したピーターが出会い、創り上げた音楽はアメリカン・フォークの影響を強く受けたアコースティック・ロックだった。ジミー・ヘイスティングなどのゲストを迎えているがプログレ色は薄く、とてもアーシーで秋の情景を思わせるサウンドはむしろウツドストック世代の音楽性を受け継ぐものとなっている。・・ 宮坂聖一 より引用 p17

Songs From Wasties Orchard / Magna Carta
Songs From Wasties Orchard・・英国フォーク本流よりももう少しだけポップな味わいがあり、卓越したメロディ・ラインと美しいハーモニー、そして一聴するとシンプルながらよく工夫されたアレンジなど聴き所は多い。・・ 宮坂聖一 より引用 p16

For Love`s Caress / Maireid Sullivan
For Love`s Caress・・94年に自主レーベルからデビュー作「Dancer」を発表。初期のロリーナ・マッケニットを思わせる作風とドーナル・ラニーのプロデュースで話題となった女性シンガー、モレート・サリヴァンが5年の歳月を経て放つ第2弾。今回はドーナルから「独り立ち」。楽曲は無駄なバッキングを廃してシンプルなアレンジとなっているが、その分曲は細部に至るまで練り込まれて恐ろしく高密度。・・ 内田哲雄 より引用 p6

Radiation / Marillion
Radiation・・これまで"ネオ・プログレ"だ"ポンプ"だと言われてきた彼等も、気がつけば、いわゆるひとつの"ブリティッシュ・ロック"に。記念すべき第10作目となる・・"マリリオンという看板"を敢えて無視した、それでいて、マリリオンならでは、ホーガス(vo)ならではの音満載。ますます、入り込まないと遠くへいっちゃう傾向は強まっている。・・ 奥村祐司 より引用 p5

Excelsior / Mastermind
Excelsior・・通算5枚目のスタジオ・アルバムには、何とあのヤンス・ヨハンソンがキーボード奏者として全面的に参加している。サウンドの密度がさらに高まった印象を受けるのはそのせいか。ジャズのフレイヴァーが随所に登場して、その緻密さで圧倒する。しかし、彼らの持ち味である楽曲のメロディとダイナミズムのバランスは、本作でも確実にキープされている。・・ 伊藤正則 より引用 p5

McDonald And Giles / McDonald And Giles
McDonald And Giles・・個人的には最初に聴くべきプログレBEST10に入れてしまいたい程好きなアルバム。分裂時にはどちらが本家か議論されたものだが、セールス的には明暗を分けた形となってしまった。以前「キング・クリムゾンから叙情的な面のみを抽出したようなサウンド」という評があったが、正に言いえて妙。・・ 高見博史 より引用 p5

Honig Und Asche / Michael Riessler
Honig Und Asche・・2人の女性ヴォーカリストによるモザイク的構成のテキストを含め、全編聴き込むほどに底知れぬ鬼の様に緻密に構成されたスコアを剃刀のごとき切れ味で演奏し切る超人的演奏者、そして膨大な情報量にも関わらず見事にシェイプ・アップされた無駄のない音像。・・もう今年はこれさえ有れば良い!・・ 川辺敬祐 より引用 p7

Tubular Bells III / Mike Oldfield
Tubular Bells III・・もはやシリーズ化した「チューブラ・ベルズ」の3作目はハウス/テクノに限りなく接近した内容となった。もちろん「あの」メロディこそ健在だが、打ち込みによるリズム、サンプリング風の歌声など'70年代の幻影をいまだ追い続けるファンは怒りさえ覚えるかもしれない。ただここ数作の流れから考えると、このサウンドに帰着することがむしろ当然のように思われる。・・ 宮坂聖一 より引用 p4

Shining Force III / Motoi Sakuraba
Shining Force III・・元DEJA-VUのkbd奏者、桜庭統の「サントラの衣を借りたド・シフォ・アルバム」3発目。今回もdrは下田武男、更に荒牧隆(g:元アウター・リミッツ)が参加している。・・人声コーラスによる幻惑的アレンジ、ラヴェル風オーケストレーション、ネオ・クラシカルな仕上がり。重圧なダイナミズムと胸躍る勇壮なメロディ、こと鍵盤という点では世界最高水準の一枚である。・・ 中島俊也 より引用 p5

Explorer Suite / New England
Explorer Suite・・前作のキャッチーさに叙情美を増幅、瑞々しいキーボードとギターの音色に包まれたメロディとハーモニーの洪水は、ハード&プログレッシヴ・ロックと60~70年代のビートルズやラズベリーズ等のポップ/ロックとの結合と言えるだろう。・・ 高山直之 より引用 p20

Aldebaran / New Trolls
Aldebaran・・ユーロ・ロック・ファンには初期のプログレッシヴ・ロック時代が圧倒的に支持率が高いが、ポップ・グループに転身したあとにニュー・トロルスの全盛期がくるという僕の意見に同意するディープなイタリアン・ロックのエンスーも結構いるに違いない。ワーナー移籍後のトロルスの名作として僕は高く評価したいアルバムだ。・・ 山崎尚洋 より引用 p5

Everyone You Hold / Peter Hammill
Everyone You Hold・・本作はDavid LordやHugh Bantonといったゲストを数曲で迎えているものの、基本的なサウンドはPeter自身の多重録音によるもので、従来の内省的な曲調に戻っている。・・ 宮坂聖一 より引用 p11

Kings Of Oblivion / Pink Fairies
Kings Of Oblivion・・常にどこか退廃的かつサイケデリック。曲構成自体はストレートなのだが、とても一筋縄で行くようなタマではない。・・ホークウインド、モーターヘッドへと流れる教祖的バンドの残した怪作にして傑作。・・ 高見博史 より引用 p13

7 Year Itch / Pip Pyle
7 Year Itch・・紆余曲折を経て本当に7年かかってしまったが、ついに出た。これが本当に良い。作詞などでも覗かせていた親しみ易い人柄とミュージシャンとしてのキャリアからくる裏打ちあってのカンタベリー・ポップ快心作。・・これぞカンタベリー天国というべき至福の一枚。・・ 中西暢久 より引用 p7

Quatermass / Quatermass
Quatermass・・実力的にはエマーソンに劣らないキーボード奏者ピート・ロビンソンを中心としたスーパー・トリオ唯一のアルバム。・・クラシック、ジャズ、ブルースとジャンルを越えた音楽性の豊かさと、各メンバーの確かな演奏力に支えられたサウンドには風格さえ漂っている。・・ 高見博史 より引用 p13

Home Is Where I Belong / Quicksand
Home Is Where I Belong・・プログレ・アルバム・ゴロゴロのドーン・レーベルにあっても、かなりレアなアルバム。・・コーラス/ハーモニーもきれいだし、今聴くとそれなりに良い曲もあるのだが、どこか中途半端。・・ 高見博史 より引用 p15

The Road / Quiet World
The Road・・この唯一のアルバムはジェネシスのスティーヴ・ハケットが在籍していたことで有名。それ風なジャケット。そしてドラマティックなイントロから始まるトータル・アルバムは、いかにもプログレ・ファン好みのパターンだ。・・ 高見博史 より引用 p14

Rahmann / Rahmann
Rahmann・・発作で元はポリドールの割りには見かけなかったので認識度は低いが、これぞフレンチ・ジャズ・ロックの大穴。フレンチ特有の低音指向サウンドに、中近東系のリーダーが呼び込んだ地中海乗り変則リズムのコンビネーションが効いてかなり新鮮。・・パガノッティ、ゴーティエそれぞれの1stに匹敵するクオリティがある。ゲストでD.ロックウッドも好ソロを聴かせるし、要チェックの一枚だ。・・ 中西暢久 より引用 p7

Ashes Are Burning / Renaissance
Ashes Are Burning・・あまりにも名作。あまりにもよく知られた名盤ゆえ何を書いたらよいのか迷ってしまう。・・今さらいうまでもなく基本的には、アニーの"天使の声"と、ジョン・ホウクンから受け継いだジョン・タウトのピアノがすべてなのであり、あとはギター、ベース、ドラムも含めてのオーケストレイションなのである。それにしてもどの曲も美し過ぎる。・・ 高見博史 より引用 p4

Ruth Is Stranger Than Richard / Robert Wyatt
Ruth Is Stranger Than Richard・・前作にあった張り詰めた雰囲気が薄れ、一度己の音楽を対象化して突き放したようなアティチュードが印象的なアルバム。すべての楽器が即物的に鳴り、奥行きを捨て去ったかに響く音像のパースペクティヴが、表面的な平静さの下で起伏するワイアットの苦悶を伝えている。・・ 小山哲人 より引用 p14

Rock Bottom / Robert Wyatt
Rock Bottom・・ビデオアーツから再発となったのは、落下事故から不屈の闘志で蘇った’74の大名作「ロック・ボトム」だ。’70年代中期にムーヴメントとしてはいったん死滅した”プログレ”が、さまざまなかたちを変えながら今日まで生き延びたのは本作の精神性の所以ともいえる。・・ 小山哲人 より引用 p14

Death May Be Your Santa Claus / Second Hand
Death May Be Your Santa Claus・・ケン・エリオットとキーレン・オコナーという2人の鬼才が残した真の意味でのプログレッシヴな”コラージュ・ミュージック”を、英のマザースなどと言ってしまったら見当違い?・・ 高見博史 より引用 p16

Process / SF
Process・・ピンク・フロイドと、ファー・イースト・ファミリー・バンド/ファーラウトの中間的なサウンド。それも当然で、元々アメリカ在住のメンバー達に、「天空人」発表後の宮下富実夫が渡米し合体したのが、このプロジェクト。・・ Chihiro S より引用 p8

To Pagham And Beyond / Skin Alley
To Pagham And Beyond・・この2作目より元アトミック・ルースターのニック・グラハムが参加している。・・全体的にはファースト同様ジャズ・ロック・サウンドなのだが、ブラスを多用し、より凝ったアレンジがなされている。・・ 高見博史 より引用 p17

Skin Alley / Skin Alley
Skin Alley・・まず、とっても衝撃的なジャケットが秀逸。サウンドの方は、ジャズ系のミュージシャンが集まっただけあって、インストゥルメンタルに比重がおかれている。・・ 高見博史 より引用 p17

Ca Va / Slapp Happy
Ca Va・・この実に四半世紀を越えて届けられた新譜を聴いた時、最初に感じたのはとまどいだった。これはそのまま`75年に戻されたような感覚と25年という歳月を通じてメンバーが個々に学んだ新しい音楽的なイディオムが同時に存在することによるものだ。・・ 宮坂聖一 より引用 p7

Stackridge / Stackridge
Stackridge・・いかにもブリティッシュ・ロックらしいセンス・オブ・ワンダーとユーモアにあふれたサウンドで、誰からも愛されたスタックリッジのデビュー・アルバム。デビュー・アルバムにしてこの完成度。本当に高いレヴェルのバンドだ。「第2のビートルズ」などという形容は、彼らの能力からすればむしろ失礼でさえあったかも。・・このバンドに関しては全アルバムが必聴盤だ。・・ 高見博史 より引用 p5

Les Chronovoyageurs / Stone Age
Les Chronovoyageurs・・打ち込み系の民族音楽サウンドといえばディープ・フォレストが有名だが、このストーン・エイジもブルターニュのダンス・チューン等をデジタリィに再構成した最先端ユニットとして知られている。アンビエントな中にもバンド的な力強さを持っているのが特徴で、キラキラしたシーケンスの上をパワフルなリズムやバグ・パイプが走り回る展開はかなり新鮮だ。・・ 内田哲雄 より引用 p6

Storyteller / Storyteller
Storyteller・・同じトランスアトランティックのMR.FOXあたりと比べると、こちらの方がもう少し洗練されて聴こえる。プロデューサーはピーター・フランプトン。・・ 高見博史 より引用 p16

Ghosts / Strawbs
Ghosts・・キーボード奏者がブルー・ウィーヴァーからジョン・ホークンに交代した「Hero & Heroine」そして本作あたりは最もプログレッシヴ・ロック・ファンにアピールするシンフォニックな内容になっている。・・ 宮坂聖一 より引用 p13

Just A Collection Of Antiques And Curios / Strawbs
Just A Collection Of Antiques And Curios・・新進気鋭のリック・ウェイクマンを正式メンバーに迎えたストローブスが発表したライヴ盤。グループのリーダーシップはあくまでデイヴ・カズンスにあり、ここで展開されるサウンドはトラッドを基調としたフォーク・ロックである。・・ 宮坂聖一 より引用 p13

Systeme Solaire / STS
Systeme Solaire・・ついにあのマグマの怪物ベーシストが本気になった・・元パガのC.サルミエーリ(dr)、E.セヴァ(sax)とのグループでの'97年ライヴ録音。手数多く叩き回るサルミエーリ、緊迫感あるフレーズを連発するセヴァと共に一気に疾走する。後半ちとセッションぽいがそれでも勢いは衰えない。必殺の一枚。・・ 中西暢久 より引用 p7

Fantasy / T2
Fantasy・・ブリティッシュ・ロックのコレクターズ・アイテム中でもプレミアの高さで有名であったT2唯一のアルバム。本作はそんなデビュー作に続く幻のセカンド・アルバムとされている。サイケの洗礼を受けたインストゥルメンタル中心のサウンドは、クリームやジミ・ヘンに例えられるのもよくわかる破天荒なもの。なぜか時折入るヴォーカルが、クレシダ調なのも変。・・ 高見博史 より引用 p4

Introspection / The End
Introspection・・ストーンズのビル・ワイマンがプロデュースしたことで知られる本アルバムは、ゲストも多彩。・・サウンドの方は60年代のブリティッシュ・ビート・ミュージックの典型的なそれであるが、アレンジは中々凝っていて、「サージェント・ペパーズ」あたりの影響もうかがわれる。・・ 高見博史 より引用 p17

White Goddess / The Enid
White Goddess・・エニド、完全復活。重厚にして大仰なサウンドは脳幹に作用し、美麗かつ壮大な旋律は涙腺に火を注ぐ。・・ 三輪岳志 より引用 p20

Nice / The Nice
Nice・・サード・アルバム「Nice」はグループの集大成的作品。ワイルドかつ繊細なオルガン・プレイに加えて、クラシック、ジャズの要素を巧みに加えたピアノも披露している。・・ 賀川雅彦 より引用 p12

Vovin / Therion
Vovin・・サバス風の泣き+シンフォニック指向の楽曲。全編に、オルフ的な混声合唱隊やストリング・セッションをフィーチャー。その結果、何故かメタル版J・A・シーザー状態。・・前作に続き、本作のタイトルも「ドラゴン」を意味し、それを反キリスト教の象徴としてとらえているようだ。時として聴こえる中近東的なフレーズも、その流れなのか。日本に憧れているとかで、ラウドネスのカヴァーも収録。・・ Chihiro S より引用 p6

Faerie Symphony / Tom Newman
Faerie Symphony・・これは美しいアルバムだ。マイク・オールドフィールド、ジェイド・ウォリアーを親戚とする(?)トム・ニューマンがデッカに残したこの珠玉のような1枚のアルバムは、単に牧歌的などという言葉ではとても形容しきれない、深い深い森の奥に静かに木霊する真夜中の幻想曲なのだ。・・ 高見博史 より引用 p12

Trillion / Trillion
Trillion・・強力ハイ・トーン・シンガーのD・フレデリクセンが後にトトに加入した事で知られるトリリオンも遂にCD化された。スティックス、カンサスといったメジャー系アメリカン・プログレ・ハード・バンドがポップ性を強めて行ったこの時期、彼等の音楽性にもそうした意欲が感じられるが、それは何故か妙だ。変拍子も含む凝ったアレンジは決してキャッチーになりきらない。・・ 高山直之 より引用 p20

Palude / Valentin Clastrier, Michael Riessler, Carlo Rizzo
Palude・・オーケストラが中に居るかのようなClastrierのハーディガーディー、シーケンサーを装備したかのようなRiesslerのサックス、そしてタンバリン1つでそこらのドラマー顔負けの強力で複雑なリズムを叩き出すRizzo、これは超人の音楽であり人間の生物学的可能性を拡大する音楽でもある・・ 川辺敬祐 より引用 p7

The Aerosol Grey Machine / Van Der Graaf Generator
The Aerosol Grey Machine・・サウンドが全体的にシンプルな分、よりピーター・ハミルのヴォイスに凄みが感じられ、ハミル・ワールドへといつの間にか引き込まれてしまう。まだデイヴ・ジャクスンやニック・ポーターというレギュラー陣が不在であるがゆえに、ハミルという絶対的存在がよりクローズ・アップされて聴こえる作品である。・・ 高見博史 より引用 p4

Vihma / Varttina
Vihma・・前作「コッコ」でポップなアプローチを強化。ケルト外トラッド・ポップの一ジャンルを築き上げたヴァルティナの'98年最新作。オープニングのインダストリアルなイントロを聴いたときには正直言って驚いた。楽曲がますます多彩になっているにもかかわらず、あっさりとそれらにフィットするコーラス、演奏をはめ込んでしまっているのだ。よくぞこれだけフィットするもんだと関心。・・ 内田哲雄 より引用 p6

An Electric Storm / White Noise
An Electric Storm・・電子音をバックにヴォーカル、サウンド・イフェクトが入るというスタイルは69年ならとりあえず目新しかっただろうが、今日聴いてみると、ちょっとアクが強過ぎて楽しめるものではない。音楽以前の問題としてなんだか滑稽に感じてしまうのだ。・・ 高見博史 より引用 p17


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