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Marquee Moon Vol.008

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アルバム・レビュー

Le Quatrieme Mouvement / Abus Dangereux
Le Quatrieme Mouvement・・このフランスの耳慣れないグループは、ハットフィールドやブランドXに近い、ジャズ・ロック系の音を好んで出している。しかも、そこには、ノーセッツやエスカントに似た女性ボーカルが加わるという、非常に面白い性格を持っている。・・ユーロックでは、エネルギッシュなジャズ・ロック、と評されていたようだが、個々の水準の高さ程にはコンビネーションは、それほどではない。・・ 中藤正邦 より引用 p89

Los Andares Del Alquimista / Alfredo Carrion
Los Andares Del Alquimista・・キャナリオスはヴィヴァルディをモチーフにしていたが、このアルフレッド・カリオンのソロアルバムは、より古い時代、中世・ルネサンスの音楽からの強い影響を感じさせる。・・ 山崎尚洋 より引用 p18

Framtiden Ar Ett Svavande Skepp / Algarnas Tradgard
Framtiden Ar Ett Svavande Skepp・・ユニベル・ゼロやサードイヤーバンドを、さらに暗くしたような黒魔術的色彩を持っている。ジャケットはボッシュで、朽ちはてるような恐ろしいイメージの曲が展開されている。・・ 山崎尚洋 より引用 p19

Pieces From The Cloudland Ballroom / Anthony Moore
Pieces From The Cloudland Ballroom・・A面は、複数のボイスと鐘のための曲で、言葉の繰り返しが基本パターンになっている。B面は、イーノ的な静けさを持つ2つの曲が収められている。単に「幻の名盤」というだけではなく、ムーアの音楽的ルーツをたどる上でも重要なアルバムといえるだろう。・・ 山崎尚洋 より引用 p42

Private Parts And Pieces / Anthony Phillips
Private Parts And Pieces・・ジェネシスの最初期のアルバム「創世記」と「侵入」でギターをひいていた、ジェネシスのオリジナルメンバー、アンソニー・フィリップス。ジェネシスより、中世志向の強い彼のアルバムは、どれもほのぼのとした牧歌的感覚で埋めつくされている。72年から76年までの未発表小品が収められているが、アコースティック・ギターを中心としたとても静かな作品で、素直に彼の心が投影されている。・・ 山崎尚洋 より引用 p41

Broselmaschine / Broselmaschine
Broselmaschine・・音的には、ヘルダーリンの1stアルバムに近いトラディッショナルな雰囲気を持っているが、同時にメディテイションロックとしての夢幻的色彩が濃い。彼のうち、ペーターとミケの2人はヘルダーリンにも参加している。・・ 山崎尚洋 より引用 p36

Victory Through Grace / C.W.Vrtacek
Victory Through Grace・・ギリシャ人で、現在はアメリカのニュー・ミルフォードに在住しているC.W.ウルタケクのファーストソロアルバム。彼が一人でほとんどの楽器を演奏して、タンゴやアフガニスタンのフォークソングなどにアバンギャルドな処理をするといった方法論をとっている。ギター、シンセサイザー、テープループ、クラリネット、ドラムス、バイオリン、マンドリン、ボイスが入り混って織り成す空間を、あなたは想像できるだろうか?・・ 山崎尚洋 より引用 p79

Sowiesoso / Cluster
Sowiesoso・・実験的作風は影をひそめ、あるのはただ自然の聴覚化であり、自然への回帰である。淡々と流れるエレクトロニクスには、もはや思想性云々というよりは、印象派的な傾向に進む彼らの姿勢を明確に打ち出している。・・ 山崎尚洋 より引用 p38

First Utterance / Comus
First Utterance・・ミルトンの仮面劇から名付けられた名をもつ、イギリスのアヴァンギャルドなアコースティックグループ、コーマスのファースト。・・主観的なストーリー性も多くを占めているが、音の独自性と説得力は非常にある。トラディッショナルな部分と現代的な部分(かなりハードだが)がまざり合っている、という音楽である。・・ 嶋田 より引用 p32

Le Bureau Central Des Utopies / Conventum
Le Bureau Central Des Utopies・・とてもファンタスティックなジャケットに包まれた「CONVENTUM」は、79年にカナダのカデンスというレーベルから登場した摩訶不思議なグループだ。・・華麗なヴァイオリンを主流にして、曲はどれも、圧巻といえるほどの展開をするが、民族楽的な曲があるのがこのグループの特徴といえる。良質のアバンギャルド・アイテムである。・・ 山崎尚洋 より引用 p42

Phoenix / Earth And Fire
Phoenix・・「プレイング・イン・ザ・フレイム」と題されたジャケットには、前作同様に滝の飛沫が描かれているが今回は日本風である。裏をかえすと着物を着たサリーがいる。音は前作を多少ポップにしたような明るく澄んだもので、サリーのあの澄き透るようなボーカルは健在である。・・ 堺重春 より引用 p81

Andromeda Girl / Earth And Fire
Andromeda Girl・・前作のポップ性にア然とし、これは一体どうなってしまうのかな、と思ったものだが、あにはからにゃ、ギターのクリス・ケルツが抜けて、アバを意識した様なポップ・アルバムに仕上がってしまっている。・・もはや、アースは好きな人だけが買えばいいグループだ。・・ 中藤正邦 より引用 p80

Earth And Fire / Earth And Fire
Earth And Fire・・アース&ファイアーは70年1月頃結成された。ゴールデン・イアリングのジョージ・コーイマンに見出されて、サポート・バンドを務めるようになり、やがて本作の発表となる。・・この後、プログレ色を取り入れた「アムステルダムの少年兵」を発表する訳だが、ショッキング・ブルー等のダッチ・ポップの好きな方には本作をお勧めしよう。・・ Chihiro S より引用 p152

Flute And Voice / Flute And Voice
Flute And Voice・・西洋人の東洋志向が、最も具象化されたアルバムである。美しい配色のジャケットもさることながら、シタール等の民族楽器を使ったインド音楽的サウンドは、とてもここちよく、ドイツロック黎明期の静かなエナジーを伝えてくれる。・・フリージャズやロック等のエッセンスを民族音楽をベースにして表現する彼らの姿勢は、地味ながらも、多分に革新的な要素を持っていたといえるだろう。・・ 山崎尚洋 より引用 p37

Shut Up`N Play Yer Guitar / Frank Zappa
Shut Up`N Play Yer Guitar・・この3枚組、全篇ザッパのギターがフューチャーされており、それもほとんどインプロビゼイションで押しまくっている。しかし、退屈することもなく、また、何度繰り返し聞いてもあきることはない。特にギターの弾ける人はレコードに合わせて一緒にDUOをやってみても、また違った楽しみ方ができます。ぜひおためしを。・・ 内山正巳 より引用 p79

Bury My Heart At Wounded Knee / Gila
Bury My Heart At Wounded Knee・・ポポル・ヴフの「ホシアナ・マントラ」と「ゼリグプライズイング」の2枚に参加していた美青年のギタリスト、コニー・バイト率いる「ギラ」のセカンドアルバムである。・・ゲストとして、ポポル・ヴフのフローリアン・フリッケとダニエル・フィッヒェルシャーが全面参加しているが、そんな事情もあってこのアルバムは、ポポル・ヴフの「ホシアナ・マントラ」に極めて近い音造りが成されている。・・ 山崎尚洋 より引用 p40

Mani In Germani / Guru Guru
Mani In Germani・・ちょっとだけ、エロチックなジャケットだったので買ってみた。音の方もジャケットみたいな物だ。結局楽しそうにバカ騒ぎしているだけで、軽~いのだ。こちらとしては、ラリ公特有の臭い息(音?)に、しかめっツラしてるしかない。はたして僕は彼らに、真顔で自分のノドにナイフをつきつけるようなインパクトを期待していたのだろうか?・・やはり人一倍強いインパクトを放出させるだけの持続力をメンバー全員が持ち続けるという事は、そうとう困難なのであろう。さようならグル・グル・・ 榎本リュウイチ より引用 p83

Lustwandel / Hans-Joachim Roedelius
Lustwandel・・とても静かなアルバムだ。クラスターのゾビエゾゾやクラスター&イーノ、そしてエッグレーベルからのソロをうけついだサウンドが、さらに淡々と流れ、それはいつしか、沈黙と同化してしまう。エレクトロニクスを自然へと回帰させたということは大変なことだ。・・ 山崎尚洋 より引用 p39

Selbstportrait / Hans-Joachim Roedelius
Selbstportrait・・クラスターのメンバー、ハンス・ヨアヒム・レディリウスの「ゼルプストポートライト」3部作の第一作目。ゾビーゾゾ発表以来のクラスターは、クラスター&イーノに代表されるような、極めて「静」のイメージを持つ作品を続々と発表しているが、ソロとしてのレディリウスは、さらに精神の平静を聴覚化したようなアルバムを発表している。・・ 山崎尚洋 より引用 p40

Indianer Fur Morgn / Heiner Goebbels And Alfred Har
Indianer Fur Morgn・・ハナー・ゲッベルズとアルフレッド・ハルスの2人によるこのアルバムは、去年、ドイツのリスカントなるマイナーレーベルからリリースされたレコードで、そのほとんどが、シンセやサックスによるヘビーなアバンギャルドナンバーである。ガラスの壊れる音やどなり声などが、ぶ厚いフリーインプロヴィゼイションの中にちりばめられている。ダグマール・クラウゼが参加しているが、彼女がヨハネス・ベルリンの詩を歌う「UNKLE WOLK」というチューンは、チェンバロとサックスと彼女の声がからみあう曲で、このアルバムの作品中、一番の佳曲といえるだろう。・・ 山崎尚洋 より引用 p91

Holderlins Traum / Hoelderlin
Holderlins Traum・・再三、僕が口にしているポポル・ヴフはもとより、ヴァーレンの1st&2nd、ブローゼル・マシーネ、フルート&ヴォイス等、共に美しいスリーブデザインに包まれた吟遊詩人達だ。そんな中でもこのヘルダーリンの1stアルバムはポポル・ヴフのアルバムと共に双璧を保っている。・・ 山崎尚洋 より引用 p35

On The Way To The Peak Of Normal / Holger Czukay
On The Way To The Peak Of Normal・・5、6年前だとカンの名前すら超マイナーであったが、今やディスコでホルガー・クチューカイの曲がかけられる御時勢だ。それほどアバンギャルドという言葉がポップになっているのだろうが、それがいい状況とはいちがいにいえないのも事実だ。このクチューカイのアルバムも、正しい評価を持って支持されることを願うばかりである。・・ 山崎尚洋 より引用 p79

Ibis / Ibis
Ibis・・2ndアルバムは、1stアルバムの完成度に比べると多少みおとりのするものの、やはりニコの力量をうかがいしれるような好アルバムだ。実に長い活動を続ける実力派グループ、ニュー・トロルス。その10年以上に渡る歴史の中に、たった2年間だけ存在したバンド「イビス」は、本家ニュー・トロルスに優るとも劣らない力量を持ったバンドであったといえるだろう。・・ 山崎尚洋 より引用 p53

Sun Supreme / Ibis
Sun Supreme・・「朱鷺」という名を持つこのバンドは、ニュートロルス・ファミリーの一員ということができる。66年に結成されたニュートロルスは、72年に「UT」を発表後、2つに分裂してしまうことになる。・・ニコ、マウリツィオ、フランクの3人は、元アトミック・ルースターのドラマー、リック・パーネルを加入させ、この「イビス」を結成する。・・1stアルバムは組曲になっていて、ニュートロルスを想わせるようなフレーズも節々に感じさせる傑作となっている。・・ 山崎尚洋 より引用 p53

Ys / Il Balleto Di Bronzo
Ys・・力強いリズムセクション、変幻自在のキーボードワーク、退廃的なトーンを終始はき出し続けるギター、それらが一体となって作り出す巨大なエナジーは、とうていここで書き表すことなど不可能なほどである。・・ 山崎尚洋 より引用 p52

Last Autumn`s Dream / Jade Warrior
Last Autumn`s Dream・・『荒武者』というグループ名、そしてジャケットにみられる日本への憧憬はそれほど音には反映してはいないが、どれも流れるようななめらかさを持つ良質なサウンドを有している。・・ 山崎尚洋 より引用 p35

Fire Water Earth And Air / Jane
Fire Water Earth And Air・・ジェーン-プログレ・ハード・タイプのグループとして、彼らはドイツ本国に於いて実に息の長い活動を続けているベテラン・グループだ。そんな彼らの最盛期に作られた本作は、彼らのちょうど5枚目にあたる「天地火水」という壮大なコンセプトによってくり広げられるトータル・アルバムだ。・・ 堺重春 より引用 p82

Mystical Adventures / Jean-Luc Ponty
Mystical Adventures・・「エニグマティック・オーシャン」でプログレ・ファンを驚嘆せしめ、その後「コズミック・メッセンジャー」「ア・テイスト・フォー・パッション」と、ファンを落胆させたジャン=リュック・ポンティーだったが、この新作、期待なく聞いてみると、一味違った音で結構楽しめる。ジェイミー・グレイサー以外総替えという思い切った手段を経て、何と「オーロラ」や「イマジナリー・ボヤジ」に戻ってしまったような錯覚に陥る。というのも、音の隙間を埋め尽くしていた前2作を反省してか、空間を効果的に使おう、という意図がわかるのだ。・・ 中藤正邦 より引用 p91

Imaginary Voyage / Jean-Luc Ponty
Imaginary Voyage・・ジャン=リュック・ポンティーが再度アメリカに渡り、'70年代後半にAtlanticに残した「Aurora」~「Live」の5枚のソロ・アルバムは純正のプログレッシヴ・ジャズ・ロックとみなすのが正しい評価だ。すべてが古典的名盤と言い切れる。この「Imaginary Voyage」の聴き所は何と言っても20分に及ぶ同名の組曲。ポンティーがMAHAVISHNU ORCHESTRAから学んだものがあるとすれば、それはこのプログレッシヴ・ジャズ・ロック・スタイルの作曲法だったと思う。・・ 坂本理 より引用 p202

Belo Horizonte / John McLaughlin
Belo Horizonte・・かつてのマハビシュヌ・オーケストラが嘘みたいに思われる程、暖かい、やさしさに満ちあふれた作品に仕上がっている。これは、パリでの録音で、メンバーに、フランソワ・コートリュー、フランソワ・ジャノーらを揃えている。ファクトリー・シールには、「エレクトリック・バンドでのアコースティック・ギター」と書かれていて、スパニッシュ・フュージョンの決定盤、と思って買うとエライ目にあう。フランス系のユーロ・フュージョンにアコースティック・ギターが軽快にのっかっている、と見るのが正解。音と同様、ジャケットの彼のさわやかな顔には、一点の翳りもない。音楽=心であるならば、このアルバムは最高傑作。・・ 中藤正邦 より引用 p91

The Lady And The Unicorn / John Renbourn
The Lady And The Unicorn・・ペンタングルでバート・ヤンシュとともに名を馳せていたジョン・レンボーンのソロアルバムである。彼は好んでウイリアム・バードなど中世の曲をモチーフにしているが、なんの違和感もなく中世の曲をすら彼の曲として消化してしまっているのにはおどろかされる。ペンタングルのメンバー、テリー・コックスらの協力を得てこのアルバムはつくられているが、B面のタイトル・チューン、そして『スカボロー・フェアー』を含む組曲の素晴らしさは筆舌につくし難いものがある。・・ 山崎尚洋 より引用 p38

Amazing Adventures Of Simon Simon / John Surman
Amazing Adventures Of Simon Simon・・ジャック・デジョネットとのデュエット・アルバムで、とても摩訶不思議な印象を僕達に与えてくれる。エレクトロニクスとサックスの奇妙な融合は、まるでおとぎ話を聞いているような気持ちにさせられるが、リズム・セクションがフェイド・インしてくると、曲はスリリングな展開をするようになる。そして又、静寂が訪れ、気がつくと、もうそこはおとぎの国の入り口だ。・・ 堺重春 より引用 p37

Papillon / Latte E Miele
Papillon・・ギターのバックで歌われているテーマは、ロンド的に変奏されていく。コーラス隊も1st同様、バロック・ロックの真髄とでもいうべきはなやかさで聴く者をうのみにするかのようである。・・ 山崎尚洋 より引用 p52

Passio Secundum Mattheum / Latte E Miele
Passio Secundum Mattheum・・パイプオルガン、コーラス隊を伴うその劇的ともいえる進行で、曲は「受難劇」という宗教テーマにそって進められていく。いわゆるトリオスタイルのバンドとは思い難いほどの荘厳な展開は、どうひかえ目に判断してもイタリアン・ロックの全アルバムのうちでも五指にはいるだろう。・・ 山崎尚洋 より引用 p52

Leda / Linda Cohen
Leda・・アメリカの「ポピー」レーベルは、主にシンガー・ソング・ライター系のアルバムをリリースしていたレーベルだが、そんなアルバムの中に、2枚のリンダ・コーエンのアルバムがある。彼女は、クラシックギターにシンセサイザーや、他の楽器をオーバーダビングして、淡々としたギター・ミュージックを演奏しているが、それはドラッグのBGM的な方向をねらっているようだ。・・ 山崎尚洋 より引用 p43

Forse Le Lucciole Non Si Amano Piu` / Locanda Delle Fate
Forse Le Lucciole Non Si Amano Piu`・・P・F・Mやマクソフォーネといったリリカルなインストゥールメンタル部を得意とするバンドに近い曲想をこのバンドは持っているが、リッカルド・コッチャンティを想わせるようなしゃがれ声のボーカルをそなえ持ち、コロコロと素晴らしいモチーフを安定したテクニックで演奏する。・・ 堺重春 より引用 p53

Fusion / Lockwood, Top, Vander, Wideman
Fusion・・この4人のメンバーの名前を見る限りでは、非常にマグマ的な音を期待してしまうが、タイトルのFusionが示す通り、実に明るい音が飛び出して来るのに驚かされる。作曲者は4人の連名となっているが、実質上の主導権はDidierとBenoitにあるのかもしれない。特に、全編に渡ってサウンドの中心となっているのは、Benoitのカラフルなキーボード群であり、彼がプロデュースを担当していることからも、このレコードの主役が彼であることは十分考えられる。・・ 内山正巳 より引用 p91

Le Mariage Anglais / Malicorne
Le Mariage Anglais・・マルコリヌ-つい先頃新譜もでて、尚力強い活動を続けているフランスのトラディッショナル・フォークバンドだ。フォークといっても彼等の場合はかなりロック的、ユーロロック的な処理の仕方をしている。・・これは彼らの2ndアルバムで、フィドル、リコーダー、アコーディオンなどを使用した、まるで御伽噺のようなチューンが全面を貫いている。・・ 堺重春 より引用 p35

Sogno Di Una Notte D`estate / Mauro Pagani
Sogno Di Una Notte D`estate・・マウロ・パガーニ久びさのアルバムは、デッレルフォ劇場で行われていたシェークスピアのミュージカル「夏の夜の夢」で、パガーニ自身が作曲を行い、アレンジも担当している。・・ブロードウェイ・ミュージカルが見事なまでに再現され、ワルテル・カローニ..など息の合ったメンバーの演奏も楽しい。パガーニの多彩な才能が発揮された好盤。・・ 前田豊 より引用 p82

Trio / Max Sunyer
Trio・・マックス・スーニェ、言わずと知れた元イセベルクのギタリスト。・・このアルバムは「トリオ」と名付けられている事からも分かるが、ジャズ色の強い、というよりはジャズそのものである。・・彼がテクニシャンであることは、1枚目「バベル」を聞いた時から分かっていたが、あまりにジャズ、ジャズしていると気が滅入ってしまう。エレクトリックで、アル・ディメオラばりに弾きまくっていた、あのアルバムが懐かしい。私達は、やはり、「バベル」が大好きです。・・ 中藤正邦 より引用 p43

Five Miles Out / Mike Oldfield
Five Miles Out・・A面は、前作の曲「タウラス」の続編ともいうべき「タウラスII」組曲で、まるで、あのオマドーンを想わせるような壮大な展開の曲だ。一時の低迷を吹き飛ばすかのように、時にバグ・パイプを使用して、時にストリングスを重壮に使用して、曲は圧倒的な流れを持って進んでいく。・・ 山崎尚洋 より引用 p54

Neu 75 / Neu
Neu 75・・現在のニューウェイブに最も強く影響を与えたといわれるノイは3枚のアルバムを発売している。先にポリスターより、1stアルバムがリリースされているが、これはブラックの地にこれまたノイとだけ描かれた3rdアルバムである。前の2作にくらべると、曲想も穏やかになり、とても聴き易いが、同時に、後にクラウス・ディンガーが作成する「ラ・ドュッセルドルフ」への伏線ともいえる重要な位置にあるアルバムといえるだろう。・・ 堺重春 より引用 p82

Tenno / Noise
Tenno・・中世のミサ曲を思わせるようなオルガンと歌。が、今はバッハ以後いや原爆以後の、世の中だ。ジョスカン・デ・プレさえ知らない病気好きの少年・少女達はどんな気持ちでこのレコードを聞いているのだろうか。・・今からでも遅くはない。この恐ろしいレコードを体験すべきだ。ファウストは滅びたが彼らはまだ続けていってくれるだろう。・・ 榎本リュウイチ より引用 p32

Violin / Oregon
Violin・・アメリカ西海岸で、フレッシュな活動を続けているオレゴンのユニットに、前号で世界最強のバイオリンとうたわれた、スビグニャフ・ザイクェルトの加わった秀作。オレゴンのアルバムはどれも同じようなさわやかサウンドで、卓越したテクニックをもてあましていた感があったが、このアルバムは、バイオリンの参加によって精神を鼓舞されたか、実に聞きごたえのある作品となっている。・・ 斉藤史彦 より引用 p42

Music From The Penguin Cafe / Penguin Cafe Orchestra
Music From The Penguin Cafe・・今回のオブスキュアシリーズのジャケットは、どれも大衆にアピールすることになるだろう。内容からしても、2nd以上の反響が予測される。・・ 堺重春 より引用 p36

Babel / Philip Catherine
Babel・・元フォーカス、その他多数の経歴をもつフィルの曲は、転調の多用に特徴があり、しかも、その情緒豊かなフレージングは、故チャールズ・ミンガスに「ジャゴ・ラインハルトの再来」と言わしめた。このアルバムでは露骨な転調を少なめに、スムースなメロディー・ラインを作っている。元来、セッション・マンなだけにその友好関係も広く現在、ヨーロッパで最も精力的に活動しているギタリストである。フィルの3枚のリーダー・アルバムの中では、これが最高。・・ 中藤正邦 より引用 p91

Aguirre / Popol Vuh
Aguirre・・僕が最も好きなポポル・ヴフのアルバムは、フローリアンが17歳の時からの親友の映画監督、ベルナール・ヘルツォークの「アギーレ」のためのサウンドトラックアルバムだ。・・・・ 山崎尚洋 より引用 p40

Hosianna Mantra / Popol Vuh
Hosianna Mantra・・ドイツロックのアルバムの中から5枚選べといわれたら、僕はこのポポル・ヴフの3rdアルバムを必ず入れるだろう。・・ゲルマンの森林、静かな教会のカテドラル、彼らの調べはとどまることなく夢の中にまで木霊していく。イタリアにもフランスにもイギリスにもない、ゲルマン民族だけの持つしっとりと濡れるような幻想は比類なき美しさを持ってあなたの心を浄化することだろう。・・ 山崎尚洋 より引用 p36

Ragnarok / Ragnarok
Ragnarok・・北欧の冷やかさを一ぱいにつめこんだ、ラグナロックは、基本的に北欧の他のミュージッシャンのほとんどがそうであるようにジャズ・ロック志向のサウンドを有してはいるが、全体のイメージは、ドイツのポポル・ヴフに近い。・・ 山崎尚洋 より引用 p41

Anima / Riccardo Cocciante
Anima・・メロトロンの響きの美しいアルバム「NU」、ヴァンゲリスとの共演盤「CONCERT PER MARGHERITA」などは名盤として記憶している方も多いだろう。このフォロンのペンなる美しいジャケットに包まれた本アルバムでも彼の唄はさえわたり、バックのオーケストラと彼の独特のしゃがれ声とのコラボレーションは、とても悲しい響きをもっている。・・ 山崎尚洋 より引用 p41

1984 (Rick Wakeman) / Rick Wakeman
1984 (Rick Wakeman)・・ジョージ・オーウェルの小説「1984」を題材にしたアルバム、又は曲というものは今までも結構リリースされている。例えばヒュー・ホッパー、デビット・ボウイ、アンソニー・フィリップスといったぐあいに。・・ゲストにジョン・アンダースンを向かえてのこの作品は、久々の快作とでもいおうか、リックの意気込みの感じられる力作である。・・ 堺重春 より引用 p81

Mit Gelben Birnen / Sogenanntes Linksradikales Bla
Mit Gelben Birnen・・ダグマールが参加している「INDIANER FUR MORGEN」のアルバムを作った2人のうちのハイナー・ゲッペルズがそのメンバーであるこのアルバムは、まあ、フリージャズのカテゴリーに入れるのが適当なんだろうけど、それだけではかたずけられない何かを感じさせる一枚である。A面がスタジオ盤で、B面がライブ録音だが、曲は、トラッドやサンラ、あるいはヘルダーリンやブレヒトの詩に曲をつけたものなど多岐に及んでいる。・・ 山崎尚洋 より引用 p90

Implosions / Stephan Micus
Implosions・・シュテファン・ミケッシュの77年のJAPOからのこのアルバムは、彼の奏でるギター、シタール、ラバブ、尺八、歌などの音が見事にからみ合って、音もなく最後の枯葉が舞い落ちる様な哀しさと美しさが表現されている。・・耽美的音楽の好きな人には是非すすめたい。・・ 嶋田 より引用 p44

Dawn Dance / Steve Eliovson
Dawn Dance・・このアルバムはスティーヴ・エリオブソンという新人ギタリストのソロアルバムである。同じECMのラルフ・タウナーに共通する、澄み透るような、それでいて心暖まるアコースティック・ギターが切々とつま弾かれている。オレゴンの名パッカッショニスト、コリン・ウォルコットが参加しているのも見逃せない。・・ 山崎尚洋 より引用 p37

The Madcap Laughs / Syd Barrett
The Madcap Laughs・・70年に発表されたバレットの初のソロアルバムがこれだが、プロデュースはD・ギルモアとR・ウォータースで彼らに両腕を支えられた印象が強い。このアルバムで彼は新しい方法論を築こうとした様だが残念ながら完成できなかったようだ。・・ 榎本リュウイチ より引用 p33

The Book Of AM Part 1 / The Book Of AM
The Book Of AM Part 1・・初期のゴングに近い音造りをしてはいるが、よりフォーク的、東洋的である。とてもシュールリアリスティックなスリーブデザインの美しいジャケットに包まれた僕の宝物の一枚だ。歌詞は、彼らの手による物の他に、ピラミッドのテキストや、画家としても詩人としても名高い、ウィリアム・ブレイクのものなどを使用している。・・ 山崎尚洋 より引用 p43

Alchemy / Third Ear Band
Alchemy・・記念すべきサード・イヤー・バンドの1stアルバム。古楽器を使用しての呪術的サウンドは、のちにユベル・ゼロへとうけつがれていく。・・ 山崎尚洋 より引用 p18

Faerie Symphony / Tom Newman
Faerie Symphony・・初期ヴァージンレーベルのエンジニア。そしてあのチューブラーベルズの影の立役者。そんな彼の2ndアルバムには夢みるようなサウンドがつめ込まれている。夜の森に一人たたずむ妖精を描いたジャケットをひらくと、そこには、妖精の消えうせた昼の風景が描かれている。全面を通して「妖精」をモチーフにしたこのアルバムは静かに、そしてち密な構成を持って進行していく。・・ 山崎尚洋 より引用 p35

Ceux Du Dehors / Univers Zero
Ceux Du Dehors・・2ndアルバムが、アレンジされたモチーフを根底におきながらも、ややフリーフォームな構成を持っていたのに対し、この3rdアルバムは1stアルバムにおける、恐るべきアレンに能力とアール・ゾイの持つダイナミズムをブレンドしたような異様な緊迫感を備え持っている。・・西洋のクラシックミュージックが300年かけても成し得なかった方法論を、彼らはいとも簡単に見つけてしまった。・・ 山崎尚洋 より引用 p79

Traite De Mecanique Populaire / ZNR
Traite De Mecanique Populaire・・これはZNRの2ndアルバムにあたるもので、素晴らしいジャケットにつつまれた、最も耽美なアバンギャルドアルバムの一つということができる。・・音的には、ヘンリー・カウの影響を感じさせるが、よりフランス的なノスタルジックなサウンドを有している。・・ 山崎尚洋 より引用 p40


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