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ストレンジ・デイズ No.008

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アルバム・レビュー

Tales Of Mystery And Imagination / Alan Parsons Project
Tales Of Mystery And Imagination・・カリスマ・エンジニア&プロデューサーとして有名なアラン・パーソンズのデビュー作のテーマは、ずばりエドガー・アラン・ポーであり、タイトル通りのミステリー性とイマジネーションを感じさせてくれる秀作だ。・・ 片山伸 より引用 p106

The Geese And The Ghost / Anthony Phillips
The Geese And The Ghost・・中世ヨーロッパを思い起こさせるトラディッショナルな響きと、英国の田園風景を音像化した内容は、マイク・ラザフォード、フィル・コリンズの参加を得てジェネシスよりもジェネシスらしいと評された。・・ 岩本晃市郎 より引用 p106

In The Realm Of Asgard / Asgard
In The Realm Of Asgard・・デビュー時はメロディアスかつドラマティックな展開を見せるそのサウンドから、ムーディー・ブルースの弟バンドとして注目されたが、その後は奮わず、本作を残したのみで解散してしまった。・・ 岩本晃市郎 より引用 p106

L`araignee-Mal / Atoll
L`araignee-Mal・・収録された4曲は、いずれも展開の激しい複雑な構成であるが、非常にポップで洗練されており、アレンジメントにおける非凡さと力量を感じさせる。・・ 鮎澤裕之 より引用 p106

Io Sono Nato Libero / Banco Del Mutuo Soccorso
Io Sono Nato Libero・・前二作に比べるとミックスの面でやや地味な印象を受けるが、シンセなどの大幅な導入、あるいは音像や定位などディテールへのこだわりといった面で確実に進化している。・・ 鮎澤裕之 より引用 p106

Octoberon / Barclay James Harvest
Octoberon・・早くからドラマティックなサウンドを目指していたBJHだが、彼らの根底にあるビートルズ的なメロディと荘厳なサウンドが巧くミクスチャーされたこのアルバムは、BJHサウンドの一つの完成を見せていると言ってもいいだろう。・・ 岩本晃市郎 より引用 p107

Nude / Camel
Nude・・ルバング島残留兵である小野田寛郎元少尉の30年間にも渡る孤独な戦いをモチーフとした本作は、日本人が受ける重々しいテーマの印象とは裏腹に、とても美しくドラマティックな作品となった。・・ 片山伸 より引用 p107

Ciclos / Canarios
Ciclos・・スペイン出身でビート・バンドあがりの異色ロック・バンド、カナリオスの名作。ヴィヴァルディの「四季」をアナログ二枚組みのヴォリュームでまるごと演奏している。音楽的なモチーフは「四季」であるが、本作のテーマはもっと大儀的な循環(輪廻など)を意味している。・・ 片山伸 より引用 p108

Cunning Stunts / Caravan
Cunning Stunts・・LPのA面ではポップな小曲、B面部では6つのパートから成る大曲をそれぞれ配しており、どの曲からも彼らの洗練されたセンスが感じられる。・・ 矢作計助 より引用 p108

Fandangos In Space / Carmen
Fandangos In Space・・デヴィッド・ボウイが絶賛したことで知られるカルメンは、紅一点のヴォーカリスト、アンジェラがスパニッシュ・ダンスを踊りながら歌を歌うというユニークなグループ。・・ 岩本晃市郎 より引用 p108

The Human Menagerie / Cockney Rebel
The Human Menagerie・・このアルバムは怪しくも頽廃的な美学に貫かれた作品で、サウンドというよりもアルバムに漂う雰囲気がただならぬ妖気を放っている。ポップなメロディに乗ったデカダンスが特異な世界を構築している。・・ 岩本晃市郎 より引用 p118

Air Cut / Curved Air
Air Cut・・グループの音楽的リーダー、ダリル・ウェイを欠くという絶体絶命の危機を迎えたカーヴド・エアが、若きマルチ・プレイヤー、エディ・ジョブソンを迎え入れ、起死回生をかけて制作したアルバム。・・ 岩本晃市郎 より引用 p108

Toward The Sun / Druid
Toward The Sun・・ハイトーン・ヴォイスとキーボード・サウンドが織り成すファンタジックな世界は、直後に訪れるパンク・ムーヴメントによっていとも容易に破壊されてしまうが、まるでいにしえに繁栄した王国の遺跡のような佇まいを見せるアルバムは、少しだけセンチメンタルな気分にさせる。・・ 岩本晃市郎 より引用 p109

Academia De Dancas / Egberto Gismonti
Academia De Dancas・・ブラジルが誇る超ど級テクニカル・アーティストであるエグベルト・ジスモンチの代表作と言える74年の本作は、「シェヘラザード(千夜一夜物語)」を題材としたドラマとなっている。・・ 片山伸 より引用 p109

Eldorado / Electric Light Orchestra
Eldorado・・秀曲が並ぶアルバム中盤・終盤も中だるみすることなく「エルドラド=終曲」へ。この最後の1曲を聴き終えた後に訪れるカタルシスは、何度体験しても心地好い。アルバム・タイトルそのままにまばゆく輝く黄金郷のようなドラマティックなアルバムだ。・・ 矢作計助 より引用 p107

Brain Salad Surgery / Emerson Lake And Palmer
Brain Salad Surgery・・ムーグ・シンセなどの技術面、あるいはHRギーガー手がけるアートワークなども含めた作品のトータリティを究極まで進化させることに成功したのが本作である。・・ 鮎澤裕之 より引用 p110

Garden Shed / England
Garden Shed・・高度なテクニックとキャッチーなメロディ、そしてドラマティックなアレンジが完全調和を見せる本作を愛するファンは多い。まさに名盤中の名盤。・・ 岩本晃市郎 より引用 p110

Last Tango / Esperanto
Last Tango・・エスペラントは、多国籍なメンバーを擁するロック・オーケストラとして知られ、三枚のアルバムを発表している。本作は彼らのラスト・アルバム。タイトルにもなっている「Last Tango」はその名の通り、ロックとタンゴを組み合わせた意欲作。・・ 岩本晃市郎 より引用 p110

Galleons Of Passion / Finch
Galleons Of Passion・・前二作まではヨープの、まさに直情型というべきギターがサウンドの中心にあったが、今作ではカラフルなキーボードも相まってアンサンブル指向を強めた印象。しかし、要所に要所で切れ込んでくるフレージングはよりソリッドなものになっている。・・ 鮎澤裕之 より引用 p110

Hamburger Concerto / Focus
Hamburger Concerto・・レア→ミディアム→ウェルダンと、ジワジワと曲が、”焼け上がって”いく展開が秀逸な、LP片面を丸々使ったタイトル曲には、まるで教会で聴いているような気分にさせられるはず。とても荘厳な雰囲気である。・・ 矢作計助 より引用 p111

Modern Masquerades / Fruupp
Modern Masquerades・・元キング・クリムゾンのイアン・マクドナルドをプロデューサーに迎えてレコーディングされた、フループのラスト・アルバム。本作は彼らの残した作品の中ではもっとも完成度が高いアルバムとして知られている。・・ 岩本晃市郎 より引用 p111

Wind And Wuthering / Genesis
Wind And Wuthering・・堂々たる演奏のリズム・セクションもさることながら、何よりも”ウォール・オブ・サウンド”ともいうべきトニー・バンクスの分厚いキーボード群が印象的だ。まさにシンフォニック・ロックの教科書的サウンドといえる。・・ 鮎澤裕之 より引用 p112

Gracious! / Gracious
Gracious!・・ベートーヴェンの「月光」をモチーフにしたクラシカルな楽曲を含む作品。緩急をつけたスリリングかつドラマティックな彼らのサウンドを支持するファンも多く・・ヴァーティゴ・レーベルの中でも人気の高い一枚となっている。・・ 岩本晃市郎 より引用 p112

Treason / Gryphon
Treason・・クルムホルン、バスーン、リコーダーなどを駆使して中世風音楽を奏でていたフリフォンだが、このラスト・アルバムではキーボードを中心のサウンド・アプローチを披露している。それゆえロック色も強く、多くのファンからは見過ごされているのであろう・・ 矢作計助 より引用 p112

Parsifal / I Pooh
Parsifal・・ワーグナーの舞台神聖祝典劇「パルシファル」をモチーフに書かれたという、壮大なタイトル曲「パルシファル」を配した本作は、イ・プーのみならずイタリアのロック/ポップのすべてのエッセンスを感じ取ることができる最高傑作である。・・ 片山伸 より引用 p109

Contaminazione / Il Rovescio Della Medaglia
Contaminazione・・ピアノやチェンバロを可憐に奏でるキーボーディストのテクニックも相当なもので、バッハをテーマにした曲想など、間違いなくバロック音楽を目指している。・・ 片山伸 より引用 p112

Out Of The Mist / Illusion
Out Of The Mist・・反体制を吠えるパンクが大手を振った時代、このファースト・アルバムに、元ヤードバーズ、元ルネッサンスという系譜以前に、ロック・アーティストとしての意識の上での”大人”を感じたのだ。・・ 小西勝 より引用 p113

Passion / Jan Akkerman
Passion・・路線としては『流浪の神殿』(73年)に近いのだが、こちらはアコースティック・ギターを主体とした純然たる独演。それがかえって聴き手の想像力をじわじわと刺激してもいる。・・ 松井巧 より引用 p188

A Passion Play / Jethro Tull
A Passion Play・・チャート上も健闘(米1位、英8位)したが、その難解さから批評家筋からは酷評され、ステージでの凝った演出も観客の支持を得られなかった。しかし、イアン・アンダーソンの演出力と、演じるバンドの表現力は、やはり並ではなかった。・・ 小西勝 より引用 p113

Keeping Up / Jonesy
Keeping Up・・73年にリリースされたセカンドアルバムで、彼らの作品中もっともスリリングかつドラマティックな展開を見せる作品。・・ブリティッシュ・ロック・グループならではのジャズ・テイスト溢れる叙情性を打ち出している。・・ 岩本晃市郎 より引用 p113

Inget Nytt Under Solen / Kaipa
Inget Nytt Under Solen・・ソングライティングの中心はキーボードのハンス・ルンディンだが、当時弱冠20歳のロイスもすでに非凡な才能を見せている。・・ 鮎澤裕之 より引用 p114

Kestrel / Kestrel
Kestrel・・ポップなメロディを生かしたスリリングな演奏は、ブリティッシュ・ハード・ロックの王道を極めるもので、特に「The Acrobat」、「August Carol」は、高度な演奏力に支えられながらドラマティックな展開を見せる秀作。・・ 岩本晃市郎 より引用 p114

Islands / King Crimson
Islands・・フィリップは新加入のイアン・ウォーレスとボズ・バレルに楽器の使い方を特訓して録音に臨んだ。前作に引き続いてティペットが参加し、管弦楽グループを導入して、詩情溢れる世界を作り上げている。・・ 佐藤良平 より引用 p127

Lizard / King Crimson
Lizard・・70年末に発表された三作目。・・ゲストとしてはキーボードで参加したキース・ティペットと、イエスのジョン・アンダーソンが注目される。・・ 佐藤良平 より引用 p127

Lizard / King Crimson
Lizard・・ジャズ特有のアヴァンギャルド性とクラシックの構成美、加えてロック・ミュージックの持つダイナミズムを兼ね備えた本作は、多くのクリムゾン作品の中では意外にも忘れられがちだが、ドラマ性を打ち出していた第一期クリムゾン(初期4作品)の中では、もっとも完成された美学に裏づけられたアルバムといってもいいのではないだろうか。・・ 岩本晃市郎 より引用 p111

In The Wake Of Poseidon / King Crimson
In The Wake Of Poseidon・・コンセプト的には前作を踏襲した仕上がりで、初の米国ツアーの途中でマクドナルドとジャイルズの二人が脱退を表明するなど人事面での大変動の中で制作されたが、大きくパワーダウンしたという印象はない。・・ 佐藤良平 より引用 p126

In The Court Of The Crimson King / King Crimson
In The Court Of The Crimson King・・フリー・ジャズやクラシックをロックの文脈で有機的にアンプリファイさせたサウンド、あるいはメロトロンの効果的な使用法など、それこそ本作のロック史における意義を挙げればキリがない。・・ 鮎澤裕之 より引用 p114

In The Court Of The Crimson King / King Crimson
In The Court Of The Crimson King・・1969年に発表された記念すべきファースト・アルバム。これ一作だけでロックの可能性を大幅に拡大した傑作である。・・ 佐藤良平 より引用 p126

3-47 Est / Klaatu
3-47 Est・・解散後のビートルズが覆面でやってるとまで言われたほどのビートルズ直系のポップ・センス。・・『アビィ・ロード』的なシンセとメロトロン、暖かいドラム、効果音好き、広がるコーラス、ポップなメロディな、ツボをおさえた作りがとってもドラマティック。・・ 永井ルイ より引用 p114

Passio Secundum Mattheum / Latte E Miele
Passio Secundum Mattheum・・混声合唱をフィーチャーし、ロック版「マタイ受難曲(バッハ)」を作ってみました、なんて生易しいもんじゃなく、おそらく本気で「マタイ受難曲」第2番を作ろうとしたんじゃないだろうか。・・ 鮎澤裕之 より引用 p114

Felona E Sorona / Le Orme
Felona E Sorona・・イタリアのグループらしい大らかさと憂いが混在する内容は間違いなく彼らの最高傑作。ピーター・ハミルが英語詞を担当し、カリスマ・レーベルから発売された英国盤も存在する。・・ 岩本晃市郎 より引用 p115

Forse Le Lucciole Non Si Amano Piu` / Locanda Delle Fate
Forse Le Lucciole Non Si Amano Piu`・・スティーヴ・ハケットばりのギター、フィル・コリンズを思わせるタイトなドラム、確かなテクニックを持ったピアノ、フルートを添えたアレンジなど、初期ジェネシスからの影響が顕著に感じられる。・・ 片山伸 より引用 p115

The Roaring Silence / Manfred Mann`s Earth Band
The Roaring Silence・・メロトロン、フェンダー・ローズなどを駆使したマンフレッド・マンのキーボードさばきも見事だが、彼の魔法のようなスタジオワーク、特に各楽器にほどこす数多くのエフェクターや曲の構成にかかわるテープの編集の妙技が、本作の完成度をより高いものにしている。・・ 片山伸 より引用 p116

Maxophone / Maxophone
Maxophone・・クラシックやジャズ・ロックのみならず、デキシーランド・ジャズやゴスペルといった要素までぶち込みながらも、それらが決して破綻することなく、素直でたおやかなメロディにさらに強い彩りを与えているのも印象的だ。・・ 鮎澤裕之 より引用 p116

Showbiz / Muse
Showbiz・・歌い方、メロディ・ライン、曲の展開の仕方、どれを取っても間違いなく初期レディオヘッドと比較されることは間違いなく、しかし、イギリス「NME」紙ではすでに99年度最高の新人に選出され、ここ日本でも注目を集めている三人組バンド、ミューズ。・・ 山田真弓 より引用 p189

Remember The Future / Nektar
Remember The Future・・ハードとプログレの範疇で選ぶならば、それぞれ違うアルバムを選出しただろうが、本作はストーリーの秀逸さで抜きん出ており、青い鳥と盲目の少年との葛藤をテーマにしたまさに感動の作品と言える。・・ 片山伸 より引用 p116

Atomic System / New Trolls
Atomic System・・彼らのキャリアにおいてはやや番外編的性格が強いが、時代も時代だったせいか、もっともプログレ的グリッドに沿った作品に仕上がっている。・・ 鮎澤裕之 より引用 p116

Pablo El Enterrador / Pablo El Enterrador
Pablo El Enterrador・・ダブル・キーボードという変則的な編成で、一方はピアノとムーグを中心として、もう一方はハモンドとオーバーハイムというすみ分けをしており、あとはドラマーとギター&ベース弾きという布陣で変拍子をがんがんと聴かせてくれる。・・ 片山伸 より引用 p116

Wish You Were Here / Pink Floyd
Wish You Were Here・・デビュー・アルバムを残しただけでグループを去った、初期ピンク・フロイドの音楽的リーダーとして知られるシド・バレットを歌った「シャイン・オン~」の深い闇のようなサウンドは、レディオヘッドに代表される90年代のブリティッシュ・ロックの源泉を見るようだ。・・ 岩本晃市郎 より引用 p117

Pollen / Pollen
Pollen・・カナダ・ケベック州出身のポーレンが76年に発表した唯一のアルバム。・・持ち替えなどあるが、基本的にはギター+ベース+キーボード+ドラムスというコンパクトな編成で、楽曲の構成こそ複雑だが、無駄のないサウンドに仕上がっている。・・ 鮎澤裕之 より引用 p117

Ulisse / Premiata Forneria Marconi
Ulisse・・10年ぶりに復活を遂げたPFMの記念すべき再結成アルバムは、想像を絶する完成度の高さにど肝を抜かれた。・・収録された曲の全てが素晴らしく、昔むさぼるように聴いていたプログレッシヴ・ロックへの想いがフラッシュ・バックしてくる。感動の一作。・・ 岩本晃市郎 より引用 p135

Miss Baker / Premiata Forneria Marconi
Miss Baker・・ホーン・セクションや女性コーラス部隊の導入など、努力の成果が表れた良質の作品となった。80年代という時流にしっかりとのった、プログレッシヴなポップスとなっている。・・ 岩本晃市郎 より引用 p134

PFM PFM / Premiata Forneria Marconi
PFM PFM・・メンバーは前ライヴ盤と同様の5人となっているが、ドラムのヴァルテル・カッローニが正式メンバーとなって最初のスタジオ盤となっている。・・再びアメリカに迎合しているような音楽性に、果たして本人たちは納得していたのだろうか。・・ 岩本晃市郎 より引用 p134

Come Ti Va In Riva Alla Citta / Premiata Forneria Marconi
Come Ti Va In Riva Alla Citta・・ディスコ、パンク、ニューウェイヴが隆盛を極めるこの時代に、生き残りをかけてPFMが選択したのは、わかりやすい楽曲とポリスに代表されるタイトなリズム・アレンジだった。・・全作中もっとも手抜きの感がある。・・ 岩本晃市郎 より引用 p134

Suonare Suonare / Premiata Forneria Marconi
Suonare Suonare・・歌詞を含めた楽曲の見直しをはかり、再びポピュラリティをつかむ努力をして作られたのが本作である。・・ヴォーカルはメンバーが歌い回すという過去のスタイルに戻ったためか、全体的にクオリティが格段にアップしている。ポップだが、後期の名盤と言える。・・ 岩本晃市郎 より引用 p134

Passpartu / Premiata Forneria Marconi
Passpartu・・イタリアに戻って制作された、ある意味再始動的な役割を持つアルバム。・・本作はそれまでの片意地張った攻撃的なサウンドは身を潜め、イタリアが持つ本来の音楽、すなわち歌心を大切にした地中海音楽にも似た安らぎで一杯となっている。・・ 岩本晃市郎 より引用 p133

Jet Lag / Premiata Forneria Marconi
Jet Lag・・テクニカルな面を全面に押し出し、前作をさらに推し進めた内容は、アメリカのマーケットを意識したさらにクロスオーヴァー色の強いものとなっている。・・穿った見方をすれば、本作を境にしてPFMは"プログレッシヴ"というジャンルに決別を図ったのかもしれない。・・ 岩本晃市郎 より引用 p133

Chocolate Kings / Premiata Forneria Marconi
Chocolate Kings・・壮大でドラマティックな作風が陰を潜め、代わってテクニカルかつクロスオーヴァー的な展開を見せはじめたPFMの5枚目のアルバム。・・テクニックや緊迫感の点からすると、この作品でPFMは頂点を迎えたと言ってもいいだろう。・・ 岩本晃市郎 より引用 p133

The World Became The World / Premiata Forneria Marconi
The World Became The World・・彼らにとっては、二作目となる英マンティコア盤。・・『幻の映像』と優劣をつけがたいほどドラマティックで完成度の高い内容を誇っている。・・不世出の名作。・・ 岩本晃市郎 より引用 p133

L`isola Di Niente / Premiata Forneria Marconi
L`isola Di Niente・・基本的には英マンティコア・レーベルからの二作目に当たる『蘇る世界』のイタリア語ヴァージョン・・興味のある方は、一度英語ヴァージョンと聴き比べてみてほしい。・・ 岩本晃市郎 より引用 p132

Photos Of Ghosts / Premiata Forneria Marconi
Photos Of Ghosts・・ピート・シンフィールドによって見出され、EL&Pが設立したマンティコアから世界に向けて発進された本作がなかったら、僕たちがイタリアのロック・シーンを知ることはなかったに違いない。・・ 岩本晃市郎 より引用 p132

Photos Of Ghosts / Premiata Forneria Marconi
Photos Of Ghosts・・憂いを秘めたメロディを紡ぎ出すフランコのギター・ワーク、荘厳かつスリリングなフラヴィオのキーボード・サウンド、加えて、地中海の匂いを運んでくるようなマウロのヴァイオリンが織り成すドラマティックなサウンドは、この先も、この後も誰も近づくことさえできない高貴な雰囲気を漂わせている。・・ 岩本晃市郎 より引用 p115

Per Un Amico / Premiata Forneria Marconi
Per Un Amico・・英語詞によるアルバム『幻の映像』は、多くのリスナーを虜にしPFMの名を全世界に知らしめたが、その元となった本作が持つ、いかにもイタリアらしい匂いも捨て難い。・・ 岩本晃市郎 より引用 p132

Storia Di Un Minuto / Premiata Forneria Marconi
Storia Di Un Minuto・・68年に結成されたビート・グループ、クエッリを母体とするPFMのデビュー・アルバム。・・PFMの記念すべきこのデビュー作が、独自の進化をみせたその後イタリアのロックに与えた影響は大きい。・・ 岩本晃市郎 より引用 p132

Remergence / Quaser
Remergence・・おそらく長年ライヴとスタジオ・リハーサルで鍛えてきたのであろう彼らの演奏は、後期ソフト・マシーンやブランドXにも通じる極めてテクニカルなもの。メロディ感覚や音の処理具合からは、ノヴェラなどにも通じるポップさと叙情性も窺え、いかにも関西出身のグループといった印象を受けた。・・ 松井巧 より引用 p196

Il Tempo Della Gioia / Quella Vecchia Locanda
Il Tempo Della Gioia・・ヨーロピアン・ジャズを基調とした演奏に荘厳なストリングスが挿入されるこのセカンド・アルバムは、まさにドラマティック。PFMやバンコのようにテクニカルなグループではないが、彼らの作品では決して味わうことのできないディープなイタリアン・ロックを聴くことができる。・・ 岩本晃市郎 より引用 p117

Novella / Renaissance
Novella・・絢爛豪華なオーケストラ・サウンドの陰に隠れて見過ごされがちだが、これまで以上にシンセ類を導入、サウンドの洗練度も大幅にアップしている点も見逃せない。・・ 鮎澤裕之 より引用 p118

Fall Of Hyperion / Robert John Godfrey
Fall Of Hyperion・・まるで違和感なくロックとクラシックを融合してみせたクラシカル・ロックの金字塔。・・英国ロマン派詩人キーツの影響下にあるという、クリストファー・ルイスによる歌と詩も素晴らしい。・・ 矢作計助 より引用 p118

Four Moments / Sebastian Hardie
Four Moments・・オーストラリアが生んだメロディ指向のプログレ・バンド。LP盤ではA面がすべて組曲のように壮大なスケールで構成するという、この手のバンドではよくある手法を実に"美しく"まとめている。・・ 永井ルイ より引用 p118

Voyage Of The Acolyte / Steve Hackett
Voyage Of The Acolyte・・スティーヴ・ハケット初のソロ作。ここで完成されたファンタジックかつドリーミーなサウンドが、ピーターなきジェネシスのサウンドの方向性を確立するうえで大きな原動力になったことは想像に難くない。・・ 鮎澤裕之 より引用 p118

Hero And Heroine / Strawbs
Hero And Heroine・・本作は、大幅なメンバー・チェンジを経て復活した新生ストローブスが、持ち前のポップ・フォーク・サウンドにさらに磨きをかけて充実した内容になった。新加入のジョン・ホークンによるフレキシブルなキーボード・ワークが何といっても素晴らしく、バンドのタイトな演奏との相性もいい。・・ 小西勝 より引用 p119

Crime Of The Century / Supertramp
Crime Of The Century・・聴くたびに顔がほころんじゃう英国バンドらしい魅力的楽曲が並ぶ三作目。・・変幻自在に展開するポップな楽曲が、アルバム最後の劇的タイトル曲へと、聴き手をジワリジワリと高揚させていく見事な構成だ。・・ 矢作計助 より引用 p119

Tai Phong / Tai Phong
Tai Phong・・日本盤シングルも発表された「シスター・ジェーン」の、透明感のあるメロディ・ラインに潜むドラマティックで感動的な美しさが、このバンドの魅力のすべてを物語っている。ただ美しいということが、どれだけ大切なものかを教えてくれた作品だ。・・ 片山伸 より引用 p119

In The Region Of The Summer Stars / The Enid
In The Region Of The Summer Stars ・・わびさびのあるダイナミック・レンジと、ゴドフリー自身の弾く流麗な生ピアノの美しさは他にたとえようがない。ロック・オーケストラという名前は、本来ELOよりもエニドのためにつけられるべき名称だったのかもしれない。・・ 片山伸 より引用 p110

Every Good Boy Deserves Favour / The Moody Blues
Every Good Boy Deserves Favour・・ピンダトロン(マイク・ピンダーによる改造型メロトロン)を中心に盛り上がる叙情的な楽曲は確かにドラマティックだが、むしろサウンド全体のアトモスフィアこそドラマ性を感じる。・・ 鮎澤裕之 より引用 p113

Oops! Wrong Planet / Utopia
Oops! Wrong Planet・・長尺曲や組曲など、プログレ風展開の曲も多かったユートピアにしては珍しく、コンパクトにまとまった楽曲ばかりで構成されたユートピア名義の4作目。ファンにはあまり評価が芳しくないアルバムだが・・別段悪い出来ではない。・・ 矢作計助 より引用 p120

Heaven And Hell / Vangelis
Heaven And Hell・・現在では映画音楽のマエストロと化しているヴァンゲリスの出世作となった記念碑的な作品である。・・イエスのジョン・アンダーソンのゲスト参加などの助けを借りて、たったひとりによるオーケストレーションを見事に実現させている。・・ 片山伸 より引用 p120

Close To The Edge / Yes
Close To The Edge・・LP盤片面を費やした長尺の組曲をイエスは数多く発表しているが、いくつかの断片的なモチーフを繋げ、わりと展開しっぱなしで終わる曲が多いのも特徴だったりする。・・ 鮎澤裕之 より引用 p120


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