書籍

A Young Parson`s Guide To Progressive Rock

特集

■メンバー
Bill Laswell p200 - p201
Brian Eno p82 - p83
Fred Frith p106 - p107
Holger Czukay p150 - p151
John Zorn p202 - p203
Klaus Schulze p160 - p161
Mike Oldfield p110 - p111
Phew p214 - p215
Robert Wyatt p102 - p103
Syd Barrett p78 - p79
■バンド
Area p178 - p179
Ash Ra Tempel p164 - p165
Banco Del Mutuo Soccorso p180 - p181
Camel p90 - p91
Can p146 - p149
Caravan p108 - p109
Cluster p156 - p157
Emerson Lake And Palmer p68 - p71
Faust p162 - p163
Genesis p72 - p75
Gentle Giant p84 - p85
Gong p188 - p191
Guru Guru p154 - p155
Hawkwind p80 - p81
Henry Cow p98 - p101
Jethro Tull p76 - p77
King Crimson p55 - p59
Kraftwerk p152 - p153
Magma p192 - p193
Neu p158 - p159
Pink Floyd p60 - p63
Premiata Forneria Marconi p176 - p177
Renaissance p88 - p89
Slapp Happy p104 - p105
Soft Machine p94 - p97
Van Der Graaf Generator p86 - p87
Yes p64 - p67
Yoninbayashi p212 - p213
■国
アメリカ p198 - p208
イギリス p53 - p141
イタリア p174 - p197
ドイツ p144 - p173
フランス p186 - p197
日本 p210 - p218
■ジャンル
カンタベリー・ミュージック p92 - p111

インタビュー

ライヴ・レポート

インフォメーション

書籍情報

アルバム・レビュー

Affinity / Affinity
Affinity・・内容以前に、異能のデザイナーとして一部に熱狂的なファンをを持つキーフの摩訶不思議な美しさを秘めたジャケットの方が、注目されることが多かった。今改めて彼らのサウンドに耳を傾けてみると、魅力的なジャケットに劣らない独創性をそこに見出すことが出来る。・・ 松崎正秀 より引用 p89

Inventions For Electric Guitar / Ash Ra Tempel
Inventions For Electric Guitar・・ジャケで微笑むゲッチング。自信の表れだろうか。これはゲッチングの新しいキャリアのスタートであると同時に、ロック・ミュージックにおいてミニマリズムを初めて本格的に追求した作品でもある。そして、その成果を超えた者は未だ誰もいないと思う。それくらい素晴らしい、革命的なサウンドだ。・・ 松山晋也 より引用 p165

Asia / Asia
Asia・・80年代に入り、どのバンドもニュー・ウェイヴの勢力に負け、衰退またはポップ化を余儀なくされたが、中途半端にプログレ色を残したものはことごとく失敗しており、過去の栄光をばっさりと切り捨てたポップスへの潔い挑戦がエイジアの成功の鍵となったようだ。・・ 片山伸 より引用 p114

Come In Un`ultima Cena / Banco Del Mutuo Soccorso
Come In Un`ultima Cena・・フランチェスコのヴォーカルは力強さは保ちながらもどこか丸みを帯び、初期よりも表現の幅が広がっている。・・ 片山伸 より引用 p181

The Snow Goose / Camel
The Snow Goose・・タイトなリズム・セクションが、サポートに徹したキーボードが、哀愁のフルートが、そしてすすり泣くギターが、すべて必然性を伴ってこの奇跡的なアルバムを見事に構築している。・・ 高見博史 より引用 p91

For Girls Who Grow Plump In The Night / Caravan
For Girls Who Grow Plump In The Night・・本作では再びカンタベリー然としたポップなロックを聞かせ、楽曲の完成度もデイヴのシンセやジョンの確かなテクニックに守られて一段とスケール・アップしている。・・ 立川芳雄 より引用 p109

Sowiesoso / Cluster
Sowiesoso・・ここでのクラスターには、それまで彼らがガチャガチャとやっていた強烈なナンセンスや電子音による混沌とした感触や、人間の感情をいっさい排除した単調さもない。伸びやかなシンセサイザーと暖かいメロディと、そしてロマンスまで聴くことが出来る!・・ 野田努 より引用 p157

Zuckerzeit / Cluster
Zuckerzeit・・『クラスターII』のリリース後、それまでの方向性とは路線を変更して、思いきりポップにせまった74年リリースの5枚目。リズム・マシンを大々的にフィーチャーし、なんとメロディまである!同時期にやはりポップな方向性を具体化したクラフトワークとくらべても十分にポップ。・・ 野田努 より引用 p157

Cluster II / Cluster
Cluster II・・『クラスターII』は、彼らがこのグループを結成してから続けていた、フリー・インプロヴィゼーションによる集大成的な内容だ。ただ単調さを強く打ち出した1曲目、何の抑揚もないギターのフレーズがただ繰り返され、その残響音に抽象的な電子音が絡む2曲目・・そこには旋律や音階といったものも、そしてリズムらしいリズムもない。・・ 野田努 より引用 p40

Brain Salad Surgery / Emerson Lake And Palmer
Brain Salad Surgery・・もちろん最大の目玉は、作詞でピート・シンフィールドの協力を得て、30分弱に及ぶ三部構成で展開される組曲「悪魔の教典#9」。さすがに今となってみると曲の展開において力技が目立ちすぎる気がしないでもないが、それを可能にする勢いは確かに凄い。・・ 志田歩 より引用 p70

Tarkus / Emerson Lake And Palmer
Tarkus・・メンバーはまだ若かったが、その完成度はともかく、技術的にはとてつもなく高水準を目指しており、約27年も経った現在でも驚異としか言いようのない演奏がアルバム全体を支配している。・・ 米持孝秋 より引用 p70

Emerson Lake And Palmer / Emerson Lake And Palmer
Emerson Lake And Palmer・・本作における各メンバーの互いへの敬意に満ちた眼差しは、そのままジャズ、クラシック、フォークなどの要素を奇跡的なバランスで結び付けている。・・ 志田歩 より引用 p13

Moving Waves / Focus
Moving Waves・・軽快なロックンロールにタイスの壮絶なヨーデル・ヴォイスが絡む世界的に有名な"悪魔の呪文(ホーカス・ポーカス)"が滅茶苦茶盛り上がる。・・ 片山伸 より引用 p197

Selling England By The Pound / Genesis
Selling England By The Pound・・純英国バンド、ジェネシス。とりわけ本作はその"英国臭"が最も強烈に表出された作品である。しかもそのイメージは、ジャケットから歌詞、サウンドに至るまで、これまでの暗いものから一転して明るい陽彩を帯びたものに変化している。・・ 松山晋也 より引用 p74

Foxtrot / Genesis
Foxtrot・・もともと寓話性の強かった歌詞は狂気と紙一重と言っていいまでに迷宮化し、細部のアレンジに凝りまくったサウンドは複雑な起伏に富み、素晴らしくドラマティック。アルバム全体をガッチリと支える構成力は、とても21~22歳の若者たちによるものとは思えないほど巧みだ。・・ 松山晋也 より引用 p11

Nursery Cryme / Genesis
Nursery Cryme・・ポール・ホワイトヘッドの描いたジャケットの不思議な世界とピーターのささやくような演劇風のヴォーカルを夜中に聞いて鳥肌が立ったものだ。・・ 片山伸 より引用 p74

Gentle Giant / Gentle Giant
Gentle Giant・・GGの音楽的特徴といえる静と動の調和がとれた複雑な曲展開と変拍子、そして叙情的なメロディがこの段階で完成されている。・・ 岩本晃市郎 より引用 p85

The Rotter`s Club / Hatfield And The North
The Rotter`s Club・・極めて高度に構築されたこの音楽の正体に気がつくには何度でも聴き返す必要があるかも知れない。そしてそれを理解したと思えた時、あなたはカンタベリー・ミュージックの魔力に取り憑かれているのに違いない。一生ものの感動を味わえる究極の名作だ。・・ 坂本理 より引用 p30

On The Way To The Peak Of Normal / Holger Czukay
On The Way To The Peak Of Normal・・大成功した『ムーヴィーズ』に続いて81年に発表したソロ・セカンド。・・全体に性急な感じは否めないものの彼独特のユーモアが隠されていたりと微笑ましい。アナログB面は4トラックで構成されており、基本的な構造に変わりはないがSYPHのメンバーやラジオ波とのセッション、ジャー・ウォーブルの参加によって個室内的な世界からの拡散ははっきり聞き取れる。・・ 大鷹俊一 より引用 p151

Essere O Non Essere / Il Volo
Essere O Non Essere・・前作ではウエイトが高かった歌を極力削り、メンバーの共作を増やしたことで演奏はより緻密になって、アルバム全体に気持ちのよい緊張感がみなぎっている。・・ 山岸伸一 より引用 p183

A Passion Play / Jethro Tull
A Passion Play・・このアルバムではアンダーソンに見られるイギリス流のユーモアとパロディの精神で、受難劇を現代の話に置き換えている。いや、どこが受難劇なんだという声が聞こえてきそうだ。キリストの話は出てこないし、難解な詞の内容とダブル・ミーニングの洪水は、まるでジェイムズ・ジョイスの『ユーリシーズ』のよう。・・ 山岸伸一 より引用 p12

This Was / Jethro Tull
This Was・・アンダーソンとエイブラハムズは明らかに異なる音楽性を持っていたが、それをひとつにしていたのが、当時のイギリスのアンダーグランドの音楽状況だった。ブルースとサイケデリックと強烈な個性が共通項だ。とくにロック・バンドのフロントで狂ったようにフルートを吹くアンダーソンの存在は際立っていた。・・ 和久井光司 より引用 p77

Discipline / King Crimson
Discipline・・ギター2本とスティックが織り成すミニマルなリズムと旋律の交錯による眩惑。フリップの言うところの「律」の下、ウルトラ・テクニックに裏打ちされた拍子の変則アカウントによる各楽器のモアレが素晴らしい傑作曲。ところが同時代には、宮殿でも戦慄でもないこの手法や効果が旧ファンにはちっとも理解されなかった。・・個人的には本作とデス・ヒートを同時代で許容出来なかった「プログレなるジャンル」に愛想がつきた記念作。・・ 中野泰博 より引用 p59

Red / King Crimson
Red・・クリムゾンとはいうまでもなく70年代プログレッシヴ・ロック最大の象徴であり、事実ムーヴメントの牽引人だった。「21世紀の精神異常者」で開始されたクリムゾンは「スターレス」で終わらなければならなかったのだ。・・ 小山哲人 より引用 p59

Starless And Bible Black / King Crimson
Starless And Bible Black・・『太陽と戦慄』と次作の『レッド』との間にはさまれているために地味な扱いをされがちだが、あくまでもこの3枚の一つの大きな流れの中間部としてきちんと評価されるべき作品だ。・・ 大鷹俊一 より引用 p8

Larks Tongues In Aspic / King Crimson
Larks Tongues In Aspic・・キング・クリムゾンが真にプログレッシヴなバンドへと転身した歴史上最も重要な転換点。恐ろしく強固な美を構築してはそれを否定することで前人未到の音楽を目指したクリムゾンが、あらゆる意味で全く新しい価値観に到達してそこに築き上げた真に革新的な音楽がここにある。・・ 坂本理 より引用 p58

Islands / King Crimson
Islands・・キース・ティペット(ピアノ)やマーク・チャリング(コルネット)、BBC交響楽団のロビン・ミラー(オーボエ)他、ジャズやクラシック畑からの多数のゲスト陣の参加もあって、アルバム全体のサウンド・プロダクションは極めてヴァラエティに富んでいるし、各楽曲のメロディも実にポップ。絶妙な均衡と調和を誇る名作だ。・・ 松山晋也 より引用 p58

Lizard / King Crimson
Lizard・・メル・コリンズの活躍によってジャズ文脈が強化された印象の強いアルバムではあるが、ロバート・フリップのアコースティック・ギターによるプレイが汎ヨーロッパ的なムードも高めており、その相乗効果がハードな展開部分とのコントラストもあって、より心地よい妄想を新たに大量にかもし出している。・・ 湯浅学 より引用 p58

In The Wake Of Poseidon / King Crimson
In The Wake Of Poseidon・・衝撃的なファースト・アルバムから、わずか7ヶ月後に発表された70年のセカンド・アルバム。・・"キャット・フード"で斬新なピアノを聞かせるティペットの持ち込んだアプローチは、インプロヴィゼイション・プレイに対する認識を改めてフィリップに開眼させ、次作から後期クリムゾンに至るコンセプトへの大きな布石ともなった。・・ 東瀬戸悟 より引用 p58

In The Court Of The Crimson King / King Crimson
In The Court Of The Crimson King・・30年聴き続けていまだに飽きることがないというのもすごいアルバムだが、いまだに心から敬意を込めてプログレッシヴという言葉を捧げたいアルバム。・・ 大鷹俊一 より引用 p8

Passio Secundum Mattheum / Latte E Miele
Passio Secundum Mattheum・・テーマのせいもあるが、混声合唱団を全編で使った音作りの壮大さ、随所にナレーションを挿入した物語的構成の絶妙な起伏は、過剰な表現、激しいドラマが好まれるイタリアにあっても、ポップ・ミュージックとしては前例のないものだったのだろう。・・ 松山晋也 より引用 p185

Mauro Pagani / Mauro Pagani
Mauro Pagani・・バルカン~アラブのモーダルな旋律をモティーフにした各楽曲は、しかし単なる民族音楽などではなく、ジャズ風の即興を随所に交え、ロック的ダイナミズムを存分に湛えている。まさに、永遠の名作。・・ 松山晋也 より引用 p44

Crises / Mike Oldfield
Crises・・女性ヴォーカリストのマギー・ライリーを配した「ムーンライト・シャドウ」は、ヨーロッパの多くの国でヒットした。日本でもこの曲にインスパイアされて吉本ばななが同名の小説を書いていることは、よく知られている。・・ 立川芳雄 より引用 p111

Incantations / Mike Oldfield
Incantations・・このアルバムでマイクのアレンジャーとしての力量は格段に向上した。それまでの作品は、あくまで彼自身の弾くギターやベースをもとにして、他の楽器を重ねていくというやり方によるものだった。しかしこの作品では、ギターの活躍する割合が減り、フルートやストリングスといった楽器が前面的に押し出されている。・・ 立川芳雄 より引用 p111

Ommadawn / Mike Oldfield
Ommadawn・・トラッドに影響された英国のミュージシャンは数多いが、そのほとんどは、バンド・サウンドや弾き語りによってトラッド的世界を再現している。多重録音によって英国風の神秘的な世界を作り上げたのは彼だけなのだ。英国が生んだ地味だが強烈な個性がここにある。・・ 立川芳雄 より引用 p111

Hergest Ridge / Mike Oldfield
Hergest Ridge・・基本的には、デビュー作と同じコンセプト・手法のもとに作られた作品である。けれども、どこかが前作と違う。作品としての衝撃度が大きいのはもちろん前作なのだが、この作品の方が、マイクのパーソナリティをよりはっきりと伝えているような気がするのだ。・・ 立川芳雄 より引用 p111

Tubular Bells / Mike Oldfield
Tubular Bells・・テリー・ライリーやスティーヴ・ライヒに代表されるミニマル・ミュージックの手法をロック・ミュージックと融合させた内容は、現代音楽の発展形として絶賛された。・・ 岩本晃市郎 より引用 p24

Neu 75 / Neu
Neu 75・・ディンガー先生のヒッピーイズムとローターのアシッドな志向とが"楽曲"として一致を(かりそめにせよ)みた、奇跡といえなくもない3作目。かつての邦題は『電子空間』。いわゆるハンマー・ビートの持続性とその効用がここでは曲ごとに比較的コンパクトに展開されている。思いがけずロマンチックな風情もあって微笑ましい。・・ 湯浅学 より引用 p159

Animals / Pink Floyd
Animals・・聴き手のイマジネーションを喚起するというより直接的に何かを訴えてくるようなアルバムであり、その意味では、フロイドの作品のなかでも最もヘヴィなアルバムだといっていいだろう。・・ 立川芳雄 より引用 p63

Wish You Were Here / Pink Floyd
Wish You Were Here・・人間としての弱さをさらけ出した彼らの人間宣言とも受け取れる、心に滲みる歌のアルバムだ。・・ 保科好宏 より引用 p62

The Dark Side Of The Moon / Pink Floyd
The Dark Side Of The Moon・・「月の暗い面に立つ君」がシド・バレットを指しているのは明らかだが、それをもっと一般的な、「日常に潜む狂気」として普遍化しているのが、本作を貫くテーマの"開かれた部分"である。ドラマティックなサウンドと相まったそれが、聴く者に、優れたSF映画のような像を結ばせるところが、傑作中の傑作たる所以だろう。・・ 和久井光司 より引用 p9

Meddle / Pink Floyd
Meddle・・71年の本作は『狂気』へのステップ作品というだけでなく、『原始心母』以上にヴァラエティに富んだ名曲が揃った初期の傑作。アナログ盤ではB面全てを使った23分半の大作「エコーズ」が最大の聴きものだが、「原子心母」のイメージがロン・ギーシンのストリングス・アレンジに依存した部分が大きかったのに比べ、この曲では全て4人だけのアンサンブルで壮大なスケール感を生み出しているのが何よりの成長の証だろう。・・ 保科好宏 より引用 p62

Atom Heart Mother / Pink Floyd
Atom Heart Mother・・アナログ盤ではA面全てを使った6楽章からなるタイトル組曲は、映像的なイメージを喚起するスケール感溢れるシンフォニック・ロックの先駆的作品で、ピンク・フロイド様式とも言えるサウンド/作風の原点になった重要作でもある。・・各メンバーが提供した楽曲もメロディの美しさが光るムーディな名曲揃いで、各人の個性を生かしつつもトータリティを持ったサウンド・プロダクションは、いかにピンク・フロイドというバンドが傑出した才能とセンスに恵まれたアーティスト集団であったかを雄弁に物語っている。・・ 保科好宏 より引用 p62

Ummagumma / Pink Floyd
Ummagumma・・ライブ1枚、スタジオ録音1枚、計2枚組の大作。ライブは69年6月のもので、スタジオ録音は各メンバーが曲のリーダーになる実験色濃い内容だ。"フロント"にいたシドの"狂気"をどう対象化してゆくか-そうした思索の深さがライヴの演奏からはとくに伝わる。・・ 後藤幸浩 より引用 p62

The Piper At The Gates Of Dawn / Pink Floyd
The Piper At The Gates Of Dawn・・やっぱりこれは紛れもない傑作だ。フロイド、67年のデビュー・アルバム。シド・バレット中心ということで繊細なイメージが先行しがちだが(もちろんそれもある)、その音作りはかなり図太くて大胆。シドの独特な歌詞の変化に合わせてリズムも変化する部分が多く、そのリズムやリフの組み立てのセンスの良さにR&B他のアメリカ黒人音楽からうまく影響を受けたことが感じられる。・・ 後藤幸浩 より引用 p62

Hosianna Mantra / Popol Vuh
Hosianna Mantra・・72年発表の本作において、フリッケは前作までの主役だったムーグ・シンセサイザーをクラウ・シュルツに売却し、ピアノを演奏し始めた。・・フリッケの流暢なピアノに、ファイトの奥行きを感じさせるギターとユンの天使のようなソプラノ・ヴォイスが絡み、まるで小川のせせらぎの如く静謐な世界が展開される。・・ 小堺雄三 より引用 p172

Novella / Renaissance
Novella・・これまでの作風を変えることなく、より華麗な曲展開を意識した作品に仕上げられている。よりドラマティック&シンフォニックに仕上げられ、彼らが好んで演奏していたオープニング・ナンバー「私の声が聴こえますか?」、・・最後を飾る大作「情熱」ではアニー・ハズラムのヴォーカルを前面に押し出し、かつスケール感のあるオーケストラ・アレンジによる曲展開で聴き所を作っている。・・ 松崎正秀 より引用 p89

Turn Of The Cards / Renaissance
Turn Of The Cards・・空前絶後とも言える完成度を見せつけた前作から比較すると、若干マンネリを覚える感じは否定できないが、それでも「ランニング・ハード」や「マザー・ロシア」といった、のちに彼らの重要なレパートリーとなる楽曲を含み、まだまだ上り調子であることが伝わる出来映えである。・・ 米持孝秋 より引用 p89

Ashes Are Burning / Renaissance
Ashes Are Burning・・華麗かつダイナミックなキーボード・サウンドとオーケストレーションに導かれアニー・ハズラムの歌声が響く1曲目に、新生ルネッサンスならではの優雅で気品のあるサウンドの魅力が溢れている。・・ 松崎正秀 より引用 p86

Prologue / Renaissance
Prologue・・初期の2枚のアルバムは、キース・レルフとジム・マッカーティがヤードバーズという影を打ち破るのに充分なインパクトを持ってはいたものの、まだ未完成な部分が多く、一般的な評価も高いとはいえなかった。本作は、ニュー・ルネッサンス(事実メンバーも一新)のデビュー・アルバムであり、プログレ・アイドル、アニー誕生の記念碑的なアルバムでもある。・・ 高見博史 より引用 p17

Illusion / Renaissance
Illusion・・トラッドの趣きがある心温まるメロディ・ラインや、コーラスとキーボードによるクラシカルな曲展開が、このバンドの魅力を十分に伝える。・・ 松崎正秀 より引用 p89

Shingetsu / Shingetsu
Shingetsu・・彼らのサウンドはピーター・ゲイブリエル在籍時のジェネシスを彷彿とさせる部分が非常に多い。ある意味でフォロワーという言い方も間違いではないだろう。しかしレコーディングに200時間以上もの時間を費やして本作を制作した新月というバンドは、そうした言葉が示す以上の過剰なものを宿していた。・・ 志田歩 より引用 p216

Barrett / Syd Barrett
Barrett・・アーティスト自身による繊細な水彩画がカヴァーを飾る、シド・バレットのソロ第2作にして最後のアルバム。・・この頃のバレットは精神的にほとんど機能不全になっていて、途中で歌詞を忘れるは、ギターで音を外すは、テンポをキープできないはで、バックを務めるミュージシャンをかなり苦しめたらしい。・・ 和久井光司 より引用 p79

The Madcap Laughs / Syd Barrett
The Madcap Laughs・・ロック史上もっとも有名な壊れたダイアモンド、シド・バレットの伝説は、今も少しも衰えることはない・・サイケデリック的な摩訶不思議なコード進行、シュールな歌詞について確かに語られるべき点が多いのではあるが、しかし特に強調しておきたいのは、メロディ・メイカーとしての特異な個性だ。単に美しいメロディを書くのじゃなく、音符一つ一つが絵筆で描かれているのが特徴だ。・・ 大鷹俊一 より引用 p13

Music From Macbeth / Third Ear Band
Music From Macbeth・・本作は他の2枚のアルバムに比較して曲の長さが短い小品で構成されていること、劇中歌ながらに少年の唄うヴォーカル曲が収録されていること、映画音楽のための聞きやすいアレンジなどから、非常に耳ざわりの良い音楽に聞こえるのだが、実際は周到な神秘主義的シャーマニズムに基づいたダークサイド・ミュージックである。・・ 広重 より引用 p17

Alchemy / Third Ear Band
Alchemy・・サイケデリック体験通過後に、古代から連綿と受け継がれる汎ヨーロッパ的神秘主義と東洋的的神秘主義とが融合された、文字通り"第三の耳"を開示させる音楽だ。・・ 東瀬戸悟 より引用 p119

Uzed / Univers Zero
Uzed・・84年の"ユーゼッド"で奇数拍子を巧みに操り、闇の前衛ロックとも言えるチェンバー・ロックを完成させ、ムーヴメントの歴史に一つの奇跡を残すことになる。・・ 竹川真 より引用 p197

The Aerosol Grey Machine / Van Der Graaf Generator
The Aerosol Grey Machine・・孤高のシンガー、ピーター・ハミル率いるVDGGの、記念すべきデビュー・アルバム。まだバンドの個性は確立されておらず、ハミルのソロ作品といったおもむきが強い。・・後のVDGGの作品に見られるようなクールな緊張感はあまり感じられず、どちらかというと感傷的な雰囲気をたたえたようなフォーク・ロック調の曲が多い。・・ 立川芳雄 より引用 p87

Killed By Charity / X-Legged Sally
Killed By Charity・・ビル・ラズウェルのプロデュースで制作されたこの2枚目のアルバムは、それまで以上のめくりめく疾走感と変則リズムの多用等がみごとなまでに絡み合い、スケールの大きさと革新性を見せつけた傑作になった。・・ 石川真一 より引用 p195

Talk / Yes
Talk・・ABWHの反乱、8人編成のイエス再編など紆余曲折を経て、結局”90125”編成に戻ったイエスが94年に発表したアルバム『TALK』は、プロデューサーでもあるトレヴァー・ラビンによって半強制的に作り上げられたイエス作品だった。・・ 笹川孝司 より引用 p67

90125 / Yes
90125・・幾分ハード・ロック寄りなラビンのギターも、バンド若返りに大きく貢献しており、オールド・ウェイヴになりがちなイエス・サウンドを見事なまでに80年代風に仕上げている。・・ 笹川孝司 より引用 p66

Tormato / Yes
Tormato・・ポップ志向のジョン・アンダーソン&リック・ウェイクマンと、プログレ志向のクリス・スクワイア以下3名との軋轢が顕著になってきた時期の作品で、アルバム全体としての印象が散漫であることは否定できない。・・ 笹川孝司 より引用 p66

Close To The Edge / Yes
Close To The Edge・・イエスはこのアルバムにおいて、他にはないまったく新しいメロディと、完璧なハーモニー、そしてシンフォニックなサウンドという、アンダーソンとスクワイアがバンド創設当初に理想とした音楽を実現するに至った。・・ 笹川孝司 より引用 p10

Fragile / Yes
Fragile・・トニーがオルガンの音色にこだわっていたのに対し、リックはピアノ、オルガンのみならず、シンセサイザーも使いこなし、音色の選択肢も拡大。そうした楽器のフレーズが個々の楽曲の中で様々に組み合わさっていく様子は奇跡的といっていいほどにスリリングだ。・・ 志田歩 より引用 p66

The Yes Album / Yes
The Yes Album・・特にめざましいのは、ピーター・バンクスに代わって加入したスティーブ・ハウの活躍。クラシック、ジャズ、カントリーといった幅広い音楽の要素を消化した彼は、ギターと作曲でグループに化学変化をもたらしたのだ。・・ 志田歩 より引用 p66

Traite De Mecanique Populaire / ZNR
Traite De Mecanique Populaire・・五月革命直後のパリでZNRの母体となるバリカーデが結成される。・・ピアノ曲にディストーション・ギターと変調されたヴォイスを乗せるという奇跡的な邂逅は、音楽的なコンセプトよりも先に、政治的な同調としてたまたま共作することになった二人の、偶然がなせる業だったのではないか・・ 保科好宏 より引用 p47


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