書籍

ブリティッシュ・ロック集成

特集

■メンバー
Mike Oldfield p163 - p164
Pete Sinfield p112
Peter Bardens p136
robert Fripp p111
■バンド
Art Bears p165 - p169
Barclay James Harvest p138 - p140
Camel p134 - p137
Caravan p157 - p158
Curved Air p144 - p147
Emerson Lake And Palmer p89 - p92
Genesis p115 - p121
Gentle Giant p141 - p143
Gong p159 - p162
Henry Cow p165 - p169
King Crimson p108 - p114
Moody Blues p131 - p133
Pink Floyd p93 - p99
Renaissance p128 - p130
Soft Machine p153 - p156
Strawbs p148 - p150
Van Der Graaf Generator p125 - p127
Yes p100 - p103
■国
イギリス p1 - p229
■ジャンル
カンタベリー・ミュージック p151 - p182
■楽器
女性ヴォーカル p74 - p75
■ジャケット・デザイナー
Hipgnosis p10 - p11
Keef p12 - p13
Patrick p9
Paul Whitehead p9
Roger Dean p9

インタビュー

ライヴ・レポート

インフォメーション

書籍情報

アルバム・レビュー

Affinity / Affinity
Affinity・・火を噴く様なハモンドの咆哮、土の香りがたっぷりと染み込んだギターの音、鈍色のブラス・アレンジ。英国ロックの伝統的手法を余す所無く詰め込んだ力作である。・・ 江田和宏 より引用 p16

Back To The Pavilion / Anthony Phillips
Back To The Pavilion・・ほとんどライフ・ワークと化した趣味の作品集P,P&Pのシリーズ2作目はマイク・ラザフォードとアンディ・マカロック参加によるバンド形態のドラマチックな組曲が収録されており、とりわけ評価が高い。・・ 松本真和 より引用 p213

Alpha / Asia
Alpha・・プログレ・ファンからは賛否両論であった彼らではあるが、あくまでもプログレをベースとしたシンフォニックかつドラマチックな曲が、ほとんどを占めている。・・ 神山英之 より引用 p18

Moonmadness / Camel
Moonmadness・・バーデンスはこのアルバムより、メロトロンに替えてストリング・シンフォナイザーとアープ・オデッセイを使用して、月のスペイシーな情景を描き出しているが、ラティマーのギターとフルートによる甘い、暖かい響きによって、サウンドが無機質になり過ぎるのを防いでいる。・・ ロウ山陽子 より引用 p137

The Snow Goose / Camel
The Snow Goose・・メンバーそれぞれ才能が遺憾無く発揮された、美しき最高傑作。・・ ロウ山陽子 より引用 p137

Voice / Capability Brown
Voice・・B面の組曲ではフルート、アコースティック・ギターによる叙情的なパートや、リュート、リコーダーによる宮廷音楽アレンジ、メロトロンを導入した劇的な展開等、申し分ない。又、アルバム・タイトル通り、QUEEN張りのコーラス・ワークも見事だ。・・ Luna より引用 p22

Magical Ring / Clannad
Magical Ring・・ゲール語やハープによる妖精物語的なケルトの伝承性と、シンセサイザーやエコーを駆使した現代的な録音が見事なブレンドを見せ始めた佳作。・・ 高山直之 より引用 p49

Phantasmagoria / Curved Air
Phantasmagoria・・この作品は前作まで以上に様々な音楽要素を感じさせ、スタイルのみ追っていくとゴッタ煮的印象が強い。しかし、全体の雰囲気は、淡々としていて、どこか醒めている。加えて、何処とはなしに夢想的なイメージが香ってきて、全体を被っている。・・ 沢田守 より引用 p147

Curved Air Second Album / Curved Air
Curved Air Second Album・・ドラムレスの美しい作品『Jumbo』や、スタジオ・セッション風のラフな味を出した『Puppets』、12分を超える大作『Piece Of Mind』等、独自なメリハリも持っている。・・ 沢田守 より引用 p147

Brain Salad Surgery / Emerson Lake And Palmer
Brain Salad Surgery・・エマーソンがその実力をフルに出しきってオルガン、シンセ、ピアノを弾き捲くっている。他の2人もそれについていくべく、力一杯のプレイを展開している。・・ 賀川雅彦 より引用 p92

Tarkus / Emerson Lake And Palmer
Tarkus・・ナイス以来実験を繰り返してきたシンセサイザーを非常に魅力的な楽器として使いこなした最初の作品でもある。また、エマーソンがオルガニストとして独自のスタイルを持った孤高の存在であることを再確認できる。・・ 賀川雅彦 より引用 p91

Fresh Maggots / Fresh Maggots
Fresh Maggots・・この作品の大半を占めるアコースティック・ギターの響きとメロディーには、陰りと繊細さをたっぷりと含んだ瑞々しさと、当時両者共19歳とは思えないセンスの良さを強く感じる。まるで日常性とかけ離れた憧れや夢といったものを託したようなフォーク・サウンドだ。・・ 松本昌幸 より引用 p51

Skeleton In Armour / Fusion Orchestra
Skeleton In Armour・・静と動の対比、ジャズ的なアプローチ、フルート等の導入により、単なるハード・ロックとはひと味違ったカラフルな作品に仕上がっている。・・ 佐藤雅彦 より引用 p27

Selling England By The Pound / Genesis
Selling England By The Pound・・詩は行間を読む性格のものへ様変わりをとげ、幾重にも解釈が可能。実際、ゲイブリエルのヴォーカルと詩がなければ、かなり甘ったるい作品になっていただろう。・・ 古田賢 より引用 p120

Foxtrot / Genesis
Foxtrot・・ゲイブリエルがいよいよ独り歩きを始め、バンドはバンドで音楽的完成度を高めてゆく、そのごく初期の記録である。・・ 古田賢 より引用 p120

Nursery Cryme / Genesis
Nursery Cryme・・突出するのはゲイブリエル詩に止まらず、新加入のハケットと共にオーケストラルなアレンジを導入したバンクスや、偏屈なラインを弾き始めたラザフォードに見る気迫は凄い。・・ 古田賢 より引用 p120

Gentle Giant / Gentle Giant
Gentle Giant・・楽器の持ち変え、変則拍子とアフター・ピートの混合攻撃、独特のコーラス・ワークとすでにGGの要素が全てそろっている1stアルバム。・・ Chihiro S より引用 p143

Floating World / Jade Warrior
Floating World・・JULYというグループが発展し結成されたグループ。・・VERTIGO時代はややヘヴィな内容であったが、本作以降のISLANDレーベル時代になると、ジャズィーな要素も混入され、アコースティック楽器を使用して、まるで光の粒子になって大空を舞うがごとくの独特のイメージを確立し、その黄金時代は'78年頃まで続き、4枚のアルバムをその時期に残している。・・ 山崎尚洋 より引用 p31

A Passion Play / Jethro Tull
A Passion Play・・「Thick As A Brick」に続く両面1曲のコンセプト・アルバム。JETHRO TULLの頂点を極めた一作であるが、発表当時より賛否両論相半ばした。・・楽曲構成の複雑さとそれをささえる演奏技術の高さは並ではない。どれ一音とってもおろそかにせず、尚突出した所を作らない。ユーモアの仮面の下の硬質な音楽性、これが本作の真実に他ならない。・・ 法水凛太郎 より引用 p196

The Lady And The Unicorn / John Renbourn
The Lady And The Unicorn・・英トラッドの宝庫、トランスアトランティックと言えば、PENTANGLE、その中心人物だった一人。ソロ活動は'65年より現在まで続いている。ソロを追うと、彼がPENTANGLEのメンバー中、最も多彩な音楽性を持っていたことがわかる。ソロ5作目。グループ全盛期に発表された代表作の一つである。・・ 松本昌幸 より引用 p55

Waiters On The Dance / Julian Jay Savarin
Waiters On The Dance・・本作では、メロトロンを多用し、魅力的な女性ヴォーカル・パートの比重も増し、変化に富んだ展開を持つ、よりプログレ色の強いサウンドへと成長している。・・ 神山英之 より引用 p32

Three Of A Perfect Pair / King Crimson
Three Of A Perfect Pair・・3部作で完結するというこのアルバムのタイトルのスリーとは、音楽、プレイヤー、聴衆を意味する。フリップによれば「バンドの内部にある二つの混合した面を表している」という訳でA面には、ポップな曲、B面には、プログレッシヴな曲という具合に配置している。基本的には、前2作の延長線で新鮮味には欠ける。・・ 金井浩 より引用 p114

Beat / King Crimson
Beat・・82年の2作目タイトルも「ビート」とクリムゾンにしては、異常と思える程解り易くポップな内容である。リリックス・バイ・エイドリアン・ブリューとクレジットされている通り、彼のボーカルと個性を強調して益々、トーキング・ヘッズに似てきた。・・ 金井浩 より引用 p113

Discipline / King Crimson
Discipline・・バリのケチャに用いられる音階、ポリリズム等のエスニックな要素を消化した新生クリムゾンのサウンドは、正確無比なフリップのシーケンサーのようなギターに効果音はカッティングで攻め捲くるブリューの対比を核としているが、ブリューの歌い方は、まるでデヴィッド・バーンである。・・ 金井浩 より引用 p113

USA / King Crimson
USA・・74年のアメリカ・ツアーを収めたライヴ・アルバム。フリップ&イーノのテープを掻き消すように攻撃的なギターのリフで始まり『太陽と戦慄パートII』が演奏される。・・ツアー・メンバーの4人に加え、エディ・ジョブソンがスタジオでヴァイオリンとピアノをダビングしている。・・ 金井浩 より引用 p113

Red / King Crimson
Red・・解散発表の翌日にリリースされた曰く付きのラスト・アルバム。・・バンドが危機的状態だったにもかかわらず、ウエットンとブルッフォードのコンビネーションは、最高頂を極めておりエンディングを迎えた後の脱力感は、一種のカタストロフにも似た感覚を覚える。・・ 金井浩 より引用 p113

Starless And Bible Black / King Crimson
Starless And Bible Black・・74年に発表された「暗黒の世界」では、既にJ・ミュアーは脱退してしまったが、その意思はB・ブラッフォードに受け継いだと云ってもよいプレイを聴かせてくれる。・・ 金井浩 より引用 p113

Larks Tongues In Aspic / King Crimson
Larks Tongues In Aspic・・6作目にして後期クリムゾンの1stアルバムとも云える本作は、黄金期のラインナップであるB・ブラッフォード、J・ウエットン、D・クロスにJ・ミュアーを加える事によって音楽的にも演奏面に於いても頂点を極めた傑作である。各曲で聴かれる民族音楽からのアプローチに加えJ・ミュアーの鬼気迫るパーカッションがクリムゾンに与えた影響は凄まじい物がある。・・ 金井浩 より引用 p113

Earthbound / King Crimson
Earthbound・・イギリスのみ発売された'72年のアメリカン・ツアーのライヴである。カセット録音の為、音質は歪みっぱなしだが、R・フリップ、M・コリンズ、B・バレル、I・ウォーレスの4人による格闘をしているような壮絶な演奏を聴く事ができる。・・ 金井浩 より引用 p113

Islands / King Crimson
Islands・・前作にも増してジャズ色が強くこれがクリムゾンかと思う程、らしくなのである。M・コリンズが各所に於いて健闘しており、演奏面ではフリップは影に隠れてしまっているようだ。・・ 金井浩 より引用 p113

Lizard / King Crimson
Lizard・・形式的には、以前の2枚のアルバムを土台にしながらアンサンブルを大切にした部分よりもソロ・パートを重要視した作風になっている。これはキース・ティペット・グループに依る所が大きい。・・ 金井浩 より引用 p113

In The Wake Of Poseidon / King Crimson
In The Wake Of Poseidon・・前作を発展させた「ポセイドンのめざめ」はA面が同タイプの曲、曲順『ケイデンス&カスケイド』のみゴードン・ハスケルが歌っている。・・ 金井浩 より引用 p113

In The Court Of The Crimson King / King Crimson
In The Court Of The Crimson King・・1969年に発売されたキング・クリムゾンの記念すべきデビュウ・アルバムである。G・G&Fの頃にフリップの頭にあった西洋音楽における構築美とジャズからの即興演奏を取り入れたスタイルを見事に完成させている。・・フリップの神秘主義、ピートの幻想的な詩の世界が一体となり正にプログレッシヴ・ロックのバイブルとなった。・・ 金井浩 より引用 p113

Arena / Marsupilami
Arena・・どのパートが傑出する訳でもなく総合力で勝負するタイプだが、メロトロン等を駆使した叙情的な展開はさ程多くなくオルガン等キーボード系やパワフルなギター音を軸とした攻めの展開でより持ち味が発揮される。・・ 江田和宏 より引用 p36

McDonald And Giles / McDonald And Giles
McDonald And Giles・・KING CRIMSONのオリジナル・メンバーであった、イアン・マクドナルドとマイケル・ジャイルズによる唯一のアルバムが本作である。・・アコースティック楽器の配置、配色、シンフォニックなアレンジ等は、CRIMSONと並び、初期GENESIS辺りへの、手本になったと思われる部分もある。・・ 村上常博 より引用 p114

Broadcasting From Home / Penguin Cafe Orchestra
Broadcasting From Home・・何かと日本とのかかわりが深い彼らは当時驚く程マスコミに採り上げられ、異常なブームを巻き起こした。いわゆるニュー・エイジ・ミュージックがポピュラー音楽におけるニュー・シンプリシティーのムーヴメントだとするなら、彼らのアコースティックな音楽は結果としてその水先案内をしたと言える。初めは割りと不器用にその方法論を模索していたが、'80年代に入ると完全にそれを確立してしまった。・・ 坂本理 より引用 p38

Animals / Pink Floyd
Animals・・完成度の高さでは「狂気」もしのぐが、誇張されたテーマが曲をもしめこむような堅さが表立って打ち出されているためか、コンセプト作であるべきことの不自由さ、無理が時として鼻につくかもしれない。・・ 松本昌幸 より引用 p99

Wish You Were Here / Pink Floyd
Wish You Were Here・・この作品の分かり易さは、全て感情に由来するメロディー、詩にある。その率直さである。・・ 松本昌幸 より引用 p99

The Dark Side Of The Moon / Pink Floyd
The Dark Side Of The Moon・・まず彼らの傑作だと言う前に、この作品がプログレッシヴ・ロックを認知させた偉業を評価されるべきだ。・・複雑さ、緻密さの簡略によるポピュラリティが、時代を越えさせる。そこには深層イメージが潜み、抽象的効果音が駆使され、メロディが練られ、有機的に詩やジャケットを絡めていく。これ以上の適確さはなく、あらゆる音配慮と計算を極め切った末の明確さが不滅だ。・・ 松本昌幸 より引用 p98

Obscured By Clouds / Pink Floyd
Obscured By Clouds・・映画自体は、さほど大したものではない。各曲は単なるバック・サウンドであり、むしろ映画と切り離して聴かれた方が、音の繊細さを読み取れそうだ。「モア」とは比較にならないほど練られている。・・ 松本昌幸 より引用 p98

Meddle / Pink Floyd
Meddle・・『吹けよ風、呼べよ嵐』と大曲『エコーズ』を収録した彼らのポイントになる作品。遂にスタジオ・ワークの神様が、本領を発揮し始めたというべきアイデアの豊かさとテクニカル面の消化が、この2曲に凝縮されている。・・ 松本昌幸 より引用 p98

Atom Heart Mother / Pink Floyd
Atom Heart Mother・・この大曲は、ロン・ギーシンの成果であり、クラシカル・ロックとは呼べないサウンドの希薄さがフロイドらしさでもある。非常にイギリス然としたアレンジの名曲?だ。・・ 松本昌幸 より引用 p98

Ummagumma / Pink Floyd
Ummagumma・・A・B面のライヴが、この頃の通常スタイルだ。この陶酔感が充満するような曲想は。「Wall」の彼らとはまるで別人のように思えることだろう。音に身をまかせてイメージを開くといった聴かれ方をされるべき時代の産物ではあるが。一方、スタジオ・サイドは、各人が趣味に走っていて更に実験色が強い。・・グループが急成長していく際の斬新さが、そのままイマジネイティヴな曲想に表れている好作品だ。・・ 松本昌幸 より引用 p98

More / Pink Floyd
More・・バルベ・シュローデル監督の依頼を受け製作されたサントラ盤。・・曲想は全作品中、最も多岐に及んでいる。幻想的なイメージを醸し出す『Cirrus Minor』などの佳作もあるが、演奏ともに荒さが目立つ。むしろ'69年~'70年は、ライヴでのイメージ豊かなサウンドにこそ、彼らの姿が集約されている。・・ 松本昌幸 より引用 p98

A Saucerful Of Secrets / Pink Floyd
A Saucerful Of Secrets・・5人のフロイドによる唯一の作品。・・アルバムとしては非常にまとまりに欠けるが、ようやく各人が自立し始めた息吹きのようなものが感じ取れる。新加入のデイブは、本作、この時期のライブともに、まだグループのサポートの域を出ていない。・・ 松本昌幸 より引用 p98

The Piper At The Gates Of Dawn / Pink Floyd
The Piper At The Gates Of Dawn・・シド・バレット & PINK FLOYDの唯一の作品。エフェクト効果がたっぷりと抽入された、恐ろしく'60年代後期ブリティッシュ・ポップス寄りの曲が並ぶ。唯一、「星空のドライヴ」が、ライヴでの実験精神を伝えそうだが、これですらスライド効果なしには、単なる即興をまとめた域を出ない。・・ 松本昌幸 より引用 p98

Home Is Where I Belong / Quicksand
Home Is Where I Belong・・牧歌的な小曲と複雑かつ高度なテクニックに裏付けられたプログレッシヴな作品が半々を占め、全体的にはDRUIDほどではないがやはりYESサイドのサウンドである。・・ 宇藤毅平 より引用 p39

As Your Mind Flies By / Rare Bird
As Your Mind Flies By・・B面全てを使った組曲『Flight』が聴き所と言える。混声合唱を大胆に導入し、クラシカルかつドラマチックに展開する、高い完成度を持った、その後の数々の名曲と言われるシンフォニック・ロックの作品にも劣ることのない演奏を聴かせてくれる。・・ 神山英之 より引用 p40

Novella / Renaissance
Novella・・ワーナー移籍後の一作目。オーケストラをより前面に押し出し、キーボードも以前に増して重層的になっている。前作が演劇的なら本作は映画的な感じを受け、より視覚的である。特にA面はクライマックスを見るような高揚感をもたらし、目を閉じるとその光景が浮かんできそうである。・・全作品中最も鮮烈なインパクトを放つ一枚。・・ 内田哲雄 より引用 p130

Turn Of The Cards / Renaissance
Turn Of The Cards・・曲調がマイナーなためか地味な印象を与えるが、アルバム全体に統一感があってまとまりが良い。曲自体も大作が増えて着実にスケール・アップしており、タイトル曲をはじめとして適度な緊張感を伴うようになってきた。・・ 内田哲雄 より引用 p130

Ashes Are Burning / Renaissance
Ashes Are Burning・・前作と比較すると作曲面においてかなりの進歩が見られる。優雅で流麗なピアノとどこか人なつっこいブリティツシュ・フォークの暖かみがほどよく溶け合っており、時折登場するオーケストラもさりげなくイヤ味がない。・・初期の代表作と呼ぶに相応しい力作。一般のリスナーにもスンナリ聴いてもらえそうなアルバムだと思う。・・ 内田哲雄 より引用 p130

Prologue / Renaissance
Prologue・・フル・メンバーチェンジ後の一作目。以前の作品とその手法はほぼ同じであるが、より各メンバーの個性が明確に押し出されるようになってきた。・・歌姫アニー・ハスラムの声量豊かな美声は表現力も抜群、聴く者をある時は別世界へ誘い、ある時は傍で優しく包み込む。本作は未消化な部分も多いため粗野な印象を与えるかも知れないが、その分ノスタルジックな魅力にあふれている。・・ 内田哲雄 より引用 p130

Illusion / Renaissance
Illusion・・オリジナル・ルネッサンスの2nd。前作とほぼ同傾向の作品で、今聴くと時代的な古めかしさをひきずった感じもするが、ベートーヴェンのピアノ・ソナタに影響を受けたピアノ・プレイとブリティッシュ・フォーク的味わい、一種独特の憂いを帯びたジェーン・レルフのハスキーな歌声は時を超えた感動を与える。・・ 内田哲雄 より引用 p130

Death May Be Your Santa Claus / Second Hand
Death May Be Your Santa Claus・・SEVENTH WAVEの前身。・・アーサー・ブラウンを意識したかのようなヴォーカル・スタイル、プログレッシヴ志向が行き過ぎて整理がついていないようなコラージュ作風は、強い個性として映る。・・ 松本昌幸 より引用 p41

It`ll All Work Out In Boomland / T2
It`ll All Work Out In Boomland・・屈折したアレンジのヘヴィ・ロックと言えるサウンドは、'70年代初期のブリティッシュ・シーンを象徴するものだが、メロトロンをバックに叙情的に盛り上がるA②はイギリス的と言うよりヨーロッパ大陸的なイメージを思わせ、組曲風に展開するB面もヘヴィな部分と叙情的なパートの対比が素晴らしい。・・ Luna より引用 p43

Introspection / The End
Introspection・・メロディ・ラインの良さは勿論だが、全体にわたるハーモニーと、曲間の絶妙な切り返し。これらが一体となって、スピリチュアル・コンセプトにもとづいたトータル・アルバムになっている。・・ 法水凜太郎 より引用 p25

In Search Of The Lost Chord / The Moody Blues
In Search Of The Lost Chord・・本作は"ドラッグ体験から得るものは何か"がテーマであり、"House of Four Doors"、"Legend of a Mind"、"Om"などは、まさに幻覚的な曲と言える。・・ 的場ひさし より引用 p133

Days Of Future Passed / The Moody Blues
Days Of Future Passed・・このアルバムは世界で初めての完璧なトータル性を持ち、後に続出するトータル・アルバムの先がけとなった歴史的な一枚である。また、クラシックとの融合はロックの枠を広げ、その実験的な精神は多くのプログレ・バンドに受け継がれる事になる。・・ 的場ひさし より引用 p133

Third Ear Band / Third Ear Band
Third Ear Band・・チェンバー・ロックの元祖とか、呪術的秘儀教団(?)などと呼ばれ、暗いイメージの定着している彼等だが、実はその真価はこのセカンドにある。・・ハンド・ドラムの単調なリズムと交錯する即興的なヴァイオリンやオーボエが、心地良い浮遊感と催眠効果をもたらし、テーマである"天地火水"を誰もが思い浮かべるイメージに違わず見事に描き出している。・・ 高森秀幸 より引用 p44

Morning Way / Trader Horne
Morning Way・・ピアノによる簡素ながらも哀愁に満ちた間奏曲が配され、ブリティッシュ・フォークの域をはるかに越えた名盤となっている。・・ 林多香子 より引用 p57

An Electric Storm / White Noise
An Electric Storm・・デヴィッド・ボウハウスのソロ・プロジェクトWHITE NOISEの1作目。ボウハウスの作り出す音楽はいわゆるシンセサイザー・ミュージックで、A面は昨今のワールド・ミュージック、特にアラブ的な旋律にシンセサイザーで味付けした様なサウンドで新鮮である。・・ 宇藤毅平 より引用 p47

90125 / Yes
90125・・その後、音楽シーンを席巻するサンプリング音(オーケストラ・ヒット)を初めて使用した『ロンリー・ハート』は全米トップ10に入る大ヒットとなったがそれはJOURNEYやSTYXSと同次元の話だ。・・ 中野康博 より引用 p103

Tormato / Yes
Tormato・・短い曲ではYESの持ち味である各パートのバトルが展開出来ず、対象が具体的な歌詩は失笑さえもらされてしまった。平均以上の曲は④と⑧ぐらいの物。・・ 中野康博 より引用 p102

Going For The One / Yes
Going For The One・・目玉はラストの「アウェイクン」でのお互いに譲らない各楽器の衝突だろう。YESならではの破綻したアンサンブルが異様なテンションを創出している。・・ 中野康博 より引用 p102

Relayer / Yes
Relayer・・発表当時はあまりの細かくこみ入ったアレンジにより、曲が把握できなかったためか、割と問題作扱いされたが、「海洋地形学」よりは整理された構成である。・・ 中野康博 より引用 p102

Tales From Topographic Oceans / Yes
Tales From Topographic Oceans・・全体的にスピード感の欠ける出来ではあるが、構成はさらに細かくなりアレンジも極まっている。個々のプレイは様々に聴き所があるのだが、大きな曲をリードすべき流れが弱い所が決定打とならなかった理由だろう。・・ 中野康博 より引用 p102

Close To The Edge / Yes
Close To The Edge・・どのパートのどの楽器をとり上げても聴き所があり、歌詞も含む大きな構成がラストまで走り頂点を迎えるタイトル・ナンバーでプログレの魅力にとりつかれた人も多いはず。・・ 中野康博 より引用 p102

Fragile / Yes
Fragile・・アンダーソンの誇大妄想的人間賛歌も、たたみかける各メンバーの細かなアレンジとハード・ロック的なスピード感のある曲展開により充分な説得力を持ち得た。・・ 中野康博 より引用 p102

The Yes Album / Yes
The Yes Album・・一曲が長くなって来たが、曲自体は割と単純な構成で、ハード・ロックの進化形といった感があるが・・ 中野康博 より引用 p102


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